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ISBN 10 : 4588010158
Content Description
“狂気のエクリチュール”は存在するのか?フーコーの「作品の不在」の概念に応答しつつ、芸術と狂気の総合が問題化されてきた歴史と、それが文化的事象となる瞬間を記述する。
目次 : 第1部 法医学的アプローチ(診断の諸原則/ 分類の魔/ エクリチュールの震え/ ヒステリーのエクリチュール、自動記述)/ 第2部 病んだ天才の歴史(シャラントンの偉人廟/ 幻覚にとらわれた人/ 神経のトランス/ 優秀変質者/ 標準を超えるもの)/ 第3部 芸術家としての狂人の肖像(詩人とその狂気/ 裁き手を前にした狂人芸術家/ 子ども、芸術家、野蛮人、狂人)
【著者紹介】
フレデリック・グロ : 1965年生まれ。パリ東(クレテイユ)大学哲学教授。パリの高等師範学校(ENS)で学び、哲学教授資格を取得。1999年にミシェル・フーコーについての研究「認識の理論と知の歴史」で博士号を取得。その後は、フーコーに関する著作を刊行する他、精神医学、正義と暴力といったフーコーの思想に触発された大きなテーマを軸に研究を行っている。フーコーのコレージュ・ド・フランス講義集の編者でもある
沢田直 : 1959年、東京生まれ。パリ第1大学哲学科博士課程修了(哲学博士)。立教大学文学部教授、専門はフランス現代思想、フランス語圏文学
黒川学 : 1958年、神奈川県生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。明治大学、青山学院大学非常勤講師。フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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