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スパイスの歴史 「食」の図書館

フレッド・ツァラ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562050604
ISBN 10 : 4562050608
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
竹田円 ,  

Content Description

シナモン、コショウ、トウガラシなど五つの最重要スパイスに注目し、古代〜大発見時代〜現代まで、「食」はもちろん経済、戦争、科学など、人類の歴史を決定的に変えた原動力―スパイスのドラマチックな歴史を平易に描く。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ

目次 : 序章 スパイスとはなんだろう?(シナモン/ クローブ ほか)/ 第1章 古代のスパイス(シナモン/ カシア ほか)/ 第2章 中世のスパイス(イスラム世界のスパイス・ネットワーク/ ユダヤ人商人 ほか)/ 第3章 大発見時代(ポルトガルが東に進出する/ スペインが東と西を結ぶ ほか)/ 第4章 産業化の時代(イギリスはスパイス世界を拡大する/ フランスがクローブを移植する ほか)/ 第5章 20世紀以降(スパイス帝国におけるマコーミックの台頭/ 国際的なスパイス貿易グループ ほか)

【著者紹介】
フレッド・ツァラ : 国際教育コンサルタント。米国メリーランド州セントメアリーズ・カレッジ非常勤教授(世界地理、世界史)

竹田円 : 東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専攻はスラヴ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • なっく

    小さい頃は、スパイスって料理に対する味付け、プラスアルファだと思ってた。しかし、スパイスを巡って貿易が盛んになり、原住民を虐待したり、戦争が起こったり、奴隷を連れてったり、これはもうオマケなんかじゃなくて、まさに生死をかけて争う宝物なんだ。スリランカにもザンジバルにも行ったけど、マーケットでずらり並んだスパイスに圧倒されたことを思い出す。確かにスパイスの味と香りで、食欲も増すし、料理を口に入れた時の美味しさが引き出されるよね。人類の歴史とスパイスは切り離せないんだなあ。

  • こきよ

    古代から現代までのスパイスの通史。様々な、個別の通史本があるが、人類に多大な影響(直接的、或いは間接的に)を与えたという点に於いては、スパイスに勝るものは無いのではないか。スパイスへの渇望が時の為政者を動かし、所謂、拡散とは違う、文明の邂逅(一方的な側面も否めないが)を地球規模で生んだのだろう。現代に於ける諸事情にも言及されており興味深く読了した。

  • R

    シナモンや胡椒といったメジャーなスパイスが、世界でどのように扱われてきたか、歴史とともに紐解いていけば、グローバル経済史になりました、なんていう解説ではないけども、スパイスを求めて世界中の人が移動し、交わりあった歴史が綴られていました。マルコポーロやバスコダガマといった冒険家たちをはじめ、スパイスで一攫千金を狙うものたちの行動力と、誰もが求めるこの魅惑の香辛料たちを手に入れるためネットワークが構築され、貿易の要になっていたというのが、非常に面白いと思えました。

  • ゲオルギオ・ハーン

    豊富なビジュアルとそれを活用した説明が特徴的なスパイスの歴史本。割とあっさりと歴史を書いているので読みやすく、ページ数の割に古代から(マコーミック社のこととはいえ)80年代頃までカバーしている。「食」の図書館と題するのは伊達ではなくそもそもシナモンやクローブ、コショウとはなにかからスタートしているのでまったく知らなくてもスラスラと読み進める。おかげで今後、スパイス貿易関連の話が出ても生産や貿易の様子を思い浮かべることが出来そうです。

  • Kouro-hou

    スパイス交易からみる世界史。ただし広く浅く&頁数少なめなこのシリーズには少々取り扱いが難しかったのか、とりあえずまとめた、カットして分量を収めた、という感じがしてちと勿体無い。中世、大航海時代だけでなく現代も扱うよ!というのがウリだったのに最後に軽く流すマコーミック史がちと勿体無い。どうしても欧州視点から見がちな大航海時代を、むしろ市場はこっちが大きかったアラブ側の交易を取り上げようという姿勢は面白いし、スパイス取引の未知を伝えたマルコ・ポーロと既知を再確認したイブン・バットゥータの対比なんかも面白い。

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