フリーマン・ウィルズ・クロフツ

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スターヴェルの悲劇

フリーマン・ウィルズ・クロフツ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488106300
ISBN 10 : 4488106307
フォーマット
出版社
発行年月
1987年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
370p;15

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この事件、事件は凶悪なのですが これまた...

投稿日:2021/04/11 (日)

この事件、事件は凶悪なのですが これまた犯人の動機には同情できるものがあります。 いわゆる、憎悪ですな。 あんな動機を聞いたらそういう悪党は殺したくなるかと思います。 ただ、残念なのは犯人が 割と特定しやすいこと。 トリックは結構いいけどわかる人には犯人は容易に 推測できることでしょう。

murphy burnard さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • セウテス さん

    〔再読〕フレンチ警部シリーズ第3弾。スターヴェル屋敷が一夜にして焼け落ち、中からは主人と召し使い夫婦の焼死体が見つかる。金庫内の札束も灰となり、僅かな金貨のみが焼け跡から発見されるが、金庫が耐火性であったと分かりフレンチ警部の捜査が始まる。見処のこつこつ歩き回って情報を集め、事件の全体像を推理して関係者を、最期には犯人に罠を仕掛けて行く、その手順は読み手として推理のやり甲斐が在ります。容疑者を逮捕するかしないかで悩む描写などから、現在の警察権限の違いも感じ取れます。フレンチ警部では、読み易い作品だと思う。

  • yukaring さん

    やはりフレンチ警部シリーズはひとつひとつ地道に捜査を重ねて真相が明らかになる過程が抜群に面白い。お金持ちで吝嗇家のサイモン・エイヴァリルの館、スターヴェル屋敷が火事で一夜にして消失。そして焼け跡から主人と召使いの3人の遺体が見つかる。金庫の中の紙幣も燃えて灰になっていたが・・。事故なのか殺人なのかフレンチ警部は保険調査員や釣り人などに扮しながら聞き込みを重ねていく。火事を逃れた美しい姪やその恋人、医者や顧問弁護士などの証言から浮かび上がる不自然さ、仮説を積み重ね辿り着く予想外の展開を驚きつつも楽しめた。

  • パトラッシュ さん

    クロフツがトラベルミステリの先駆者であるのを再確認させてくれる。クリスティーなどは探偵の旅行先で事件が起きたのに対し、探偵が鉄道や船を使って外国まで足を運ぶスタイルを編み出した。フレンチ警部の出世欲やヤード内部の人間関係が描かれているのも面白いが、科学捜査がお粗末なのはいただけない。札束が焼けたとされる金庫が火災現場に放置されていたり、遺体検査が不十分で刺殺された被害者も焼死とされてしまうのは捜査以前の問題だろう。しかも積み重ねた捜査とは無関係の偶然で班員が判明するラストは、フェアプレイとは言えず残念だ。

  • 星落秋風五丈原 さん

    そもそも事件はロンドンではなくヨークシャーの荒野−ムアで起こった。陰気なスターヴェル屋敷が一夜にして焼け落ち、当主と召使夫婦の三人が焼死した。耐火金庫に入れていたはずの紙幣は跡形もなく灰となっていた。ちょうど事件を終えたばかりのフレンチ警部に依頼が来るが、頼まれた当初は彼は決して乗り気ではなかった。「正式な捜査ではなく釣り師か画家というふれこみで街に泊まって欲しい」という依頼も何だか変だ。しかし事件に取り組むうちに、むくむくと持ち上がってくる探求心と成果を求める心は隠しようがない。

  • geshi さん

    丹念で堅実な捜査の9割はとても良かったのに、そこから飛んだサプライズのラスト1割が伏線もなくいきなり出てきたので推理でも何でもないよなぁ。単なる火事と思われた発端からフレンチ警部が証拠を精査し、関係者たちの話を聞いて、時には発想を躍進させた推理を行う、丹念な捜査を見ているだけで充分面白い。墓を掘り返すシーンはボルテージ上がるし、犯人へ罠を仕掛けるのもサスペンスたっぷり。そこまで手堅くやってきたのに、フレンチの思惑とは違った形で急転直下解決してしまい膝カックンされた気分。

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