フランソワ・ドゥラランド

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Books

クセナキスは語る

フランソワ・ドゥラランド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791771486
ISBN 10 : 4791771486
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
柿市如 ,  

Content Description

音楽家として、数学者として、建築家として。あるいはレジスタンス活動家として、亡命者として、移民として生きた、ヤニス・クセナキス。すでにあるどんな型にもはまらず、先鋭的かつ前衛的でありつづけた、その思想と創造の始原へ。その思想の核心が、数式を使わずに平易な言葉ではじめて語られる。クセナキス自身による、クセナキス入門。

目次 : 人として、芸術家としての気概/ 偶然を作り出す法則/ 計算と判断/ 「具体」に対する「抽象」/ 予測と確認―結果をどうコントロールするか/ 音色の音響心理学―クセナキスの慎重な態度/ 「クセナキスの音」/ ヴァレーズ、ストラヴィンスキー、その他の作曲家について/ ヴィブラートvs.「裸の音」/ 有機体としての作品構想〔ほか〕

【著者紹介】
フランソワ・ドゥラランド : 1970〜2006年の間、INA/GRM(国立視聴覚研究所・音楽研究グループ)に研究者として在籍し、研究部門の責任者を務めた。専門分野は、「電子音楽の分析とその理論的発展(音楽分析論全般、音楽記号論、聴取分析等)」と「幼児における音楽行動の芽生えと発達」。代表的な著書に、Analyser la muique,pourquoi,comment?(2013)などがある

柿市如 : 東京芸術大学楽理科卒業、音楽学科修士課程修了後、渡仏。パリ第8大学でDEA(高等研究学位)取得後、フランスでCDブックレットなどの翻訳を行いながら、『レコード芸術』等に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 松本直哉

    作曲家は、人はつねに移民の意識をもつべきだという。私自身は移民ではないが、「移民でない人は移民であるかのように」生きることはできるだろう。永遠に続く国などなく、いつ移民になってもおかしくないのだから。あらゆる判断基準から自由であろうとすること、思い出や記憶に左右されずに、つねに新鮮な目でものをみようとすること、まったく未知の言語を学んだ時に、一語も理解できない状態から、手探りで、まちがえながら、すこしずつ理解するようにして世界を理解しようと努めること、そのときはじめて、人は創造的になれるのかもしれない。

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