フランセス・エリザ・ホジソン・バーネット

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オンボロやしきの人形たち

フランセス・エリザ・ホジソン・バーネット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198653750
ISBN 10 : 4198653755
Format
Books
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ある女の子の子どもべやに、「オンボロやしき」とよばれる、古い人形の家がありました。家も、中に住む六人の人形も、みんなぼろぼろでしたが、人形たちはいつも陽気に、楽しくくらしていました。ある日、子どもべやに、ぴかぴかの新しい人形の家と、りっぱではなやかな、貴族の人形たちがやってきて、オンボロやしきは、へやのすみっこにおしこまれ、わすれられてしまいます。それでも、気だてのいい人形たちは、新しい人形たちのようすに感心し、こまっているときには、たすけてあげました。ところが、女の子の乳母が、オンボロやしきをもやしてしまおう、と思いつき…?『秘密の花園』『小公女』で知られるバーネットがのこした、妖精の女王が語る、という形の、楽しい物語。日本で翻訳されるのは、これが初めてです。小学校中・高学年。

【著者紹介】
フランシス・ホジソン・バーネット : 1849年イギリスに生まれる。幼いころに父を亡くし、十六歳のときに一家でアメリカ合衆国に移住。十八歳のときに初めて、短編が雑誌に掲載される。以後、アメリカとイギリスを行き来しながら、大人向けの小説や戯曲、子ども向けの物語を多数執筆し、人気作家となる。1886年に発表した『小公子』は、空前のベストセラーとなった。1924年、アメリカで死去

尾〓愛子 : 東京生まれ。幼少期より数多くの児童文学に親しむ。東京大学教養学部イギリス科在学中に、シドニー大学に留学する。児童書出版社で編集者として勤めた後、東京大学大学院総合文化研究科にて学術修士号取得。大学院在学中から、児童書の翻訳家として活動を始める

平澤朋子 : 1982年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業後、フリーのイラストレーターとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はる

    とても楽しかった。夢のある物語。作者のバーネットが楽しそうに描いているのが目に浮かびます。女の子の子供部屋にある古い人形の家。中の人形たちもぼろぼろだけれど、いつも陽気に楽しい毎日。ところが新しい人形の家が女の子の部屋にやってきて、オンボロ屋敷は燃やされてしまうことに……。平沢朋子さんの描く人形たちが個性豊かで可愛らしい。終盤の展開はわくわくするなあ、思わず微笑んでしまいます。

  • なななお

    とても面白かったです(*^^*)この作者が『小公子』『小公女』を書いた作者とは知らずに、またそれらの作品も未読ですが、楽しめました‼️訳者さんの後書きでバーネット自身も『小公子』の様な貴族の暮らしから落ちぶれてしまう経験をしていて、そのモチーフは作品に何度も登場しました。でも気持ちさえ明るく持っていればどんな苦境も乗り越えられる、と言う彼女の哲学が作品を貫いています。ピカピカのドールハウスを貰ったシンシアは、オンボロ屋敷を子供部屋のドアの陰に追いやります。オンボロ屋敷の人形達は、どんな苦境も笑い飛ばし…

  • コニコ@共楽

    バーネットが『小公女』を書いた後に出版したのが、この物語だそうです。『小公女』にもセーラが話しかけるお人形が出てきますが、こちらは、なんとも愉快な人形たち。ボロは着てても、心は天使。住んでるお家もぼろ家ですが、退屈なんて、する暇ないほど歌ったり踊ったり、楽しい人形生(そんな言葉は無いけれど)。でも古くなったおもちゃの運命は悲しいもの。そこで活躍するのがすてきな妖精たち。運命にも負けずに最後はめでたしめでたし。チャーミングで陽気なイラストにも、うふふの気持ちになります。

  • スイ

    私のバイブル『秘密の花園』のバーネットの、初邦訳作品!というだけで期待は跳ね上がっていたのだけど、図書館で借りる際に司書さんが、 「この本!とっても面白いです!おすすめです!」 と言ってくれてますます期待は高まった。 それに応える、楽しい楽しい本! 人形たちが愛しくてもう…。 一人で読むつもりだったのだけど、司書さんの言葉を聞いていた6歳娘も聞きたがり、ちょっとずつ最後まで読み聞かせ。 娘もケラケラ笑ったり、人形たちを心配したり、夢中で聞いていて嬉しかった。 絵もとってもいい!

  • うなぎ

    ティリーの願いを見たら、ドールハウスものが読みたくなって再読。ヴィクトリア朝のドールハウスなんて素晴らしいアンティークものなのに、持ち主たちの見る目なさでボロくなってく人形たちはつらい境遇ながらポジティブシンキングで眩しい。没落貴族とブルジョアの例え話にも思えるけど、何も考えずに読むのが良いんだろうなぁ。

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