Product Details
ISBN 10 : 4487807972
Content Description
本書は、インスリンの研究と最新の治療法の発見などで世界的に著名な生理学者が、古代ギリシャから体内の電気の発見を経て現在に至る科学の歴史を踏まえつつ、私たちの体内の神経細胞や筋肉細胞内で起こる電気的な現象が、いかに思考や体内のさまざまな活動において重要な役割を担っているかを多くの事例を挙げて見事に解説する最先端の科学書・医学書である。とりわけ1つの特別なタンパク質―イオンチャネル―のはたらきを中心に解説・探究していく。
目次 : 驚嘆の時代/ 分子の通り道/ インパルスに影響するもの/ すき間のこと/ 活動を阻害するもの/ 震えを呼ぶ魚/ 問題の核心/ 生と死/ 知覚の扉/ 配線完了/ 心の問題/ 広がる可能性
【著者紹介】
フランシス アッシュクロフト : オックスフォード大学教授(生理学)。トリニティ・カレッジのフェロー。イオンチャネルについての研究統合コンソーシアム(OXION)の会長も務める。自身の主な研究テーマは、血糖値の上昇がインスリン分泌を刺激する仕組みについて、および糖尿病におけるそのプロセスの異常について。研究業績に対して数多くの受賞歴がある。2012年にロレアル/ユネスコ女性科学者賞を、2015年にはエリザベス女王より大英帝国勲位Dameを授与された
広瀬静 : 1961年生まれ。九州大学薬学部薬学科卒業。医学系出版社での編集職を経て、1999年よりフリーランスの医学薬学ライター・翻訳者。学術記事の執筆と翻訳に従事するとともに、2010年より一般書の翻訳にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

