フランシス・フクヤマ

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歴史の終わり 下

フランシス・フクヤマ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784837956570
ISBN 10 : 4837956572
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

これから世界の、日本の歴史はどう進展するのか。私たちが今おかれている立場が歴史上でどのようなところにあるのか、またそこに生ずるこれからの問題は何かを明快に解き明かす。

【著者紹介】
フランシス・フクヤマ : 1952年シカゴ市生まれ。日系三世。ハーバード大学で政治学博士。アメリカ国務省政策企画部次長、ワシントン・D・Cのランド研究所顧問を経て、ジョンズ・ホプキンズ大学教授

渡部昇一 : 上智大学名誉教授。深い学識と鋭い評論で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やいっち

    刊行された1992年に読んだ。新版は手にしてない。いま読んでいる著の『コード・ブレーカー 下 生命科学革命と人類の未来』にて、『人間の終わり』が言及されている。こちらは、副題が「バイオテクノロジーはなぜ危険か」なので、議論の俎上になったか。未読。

  • ヒロキです

    人間の歴史は、生命の保持や財産追求だけでなく、他者に認められたいという願望が存在してきた。それを著者は、「気概」と定義し、これが無くなった人間が最後の人間となると言う。「気概」には、他人よりは優れているということを示す為には命も惜しくないという「気概」と、他人と同等に認められたいというリベラルな民主主義の基本をなす「気概」の二種類があり、それぞれ「優越願望」と「対等願望」と称される。これらの内、優越願望は現在は抑えられた形でしか存在してない。

  • Francis

    30年ぶりの再読。人間は「気概(=自尊心)」を持つとともに、他人に認められたいという「認知」を求める動物でもある。「気概」そして「認知」は他人と対等な存在として認められたいという「対等願望」と他人より優れた存在として認められたいという「優越願望」と言う二つの願望として顕れる。最近リベラルな民主主義社会でポピュリズムが蔓延り、トランプのような政治家が問題になっているが、それは恐らくは「格差」故に対等願望を満たせなくなった人たちが「優越願望」を強く持つ個人に惹かれるから、と言う事なのだろう。

  • Ecriture

    歴史が終わるとはフクヤマは言っていない。歴史が一定の方向に進んでいるように見えても、我々はどの地点にいてどこに向かっているのかはわからない。仮に終点に着き、最後の人間になったように感じられたとしても、そこには多数派の「対等願望」に飽き足りぬ少数派の・自分だけの「優越願望」・承認欲求によって新たな歴史と人間の出発が用意されている。興味深いのは、キリスト教と共産主義が「対等願望」の観点からほぼ同一視されていること。ニューライトからネオコンの流れに沿えるのか疑問だったが、新たな戦争につながるあたりで、さも、と。

  • g_eiru

    上巻の合わせての感想。 プラトンから始まりカント、ヘーゲル、ニーチェ、マルクスなどの主張を踏まえた上で自由民主主義こそが人間の本質的な特徴と親和性が高い最良の政治体制であることを論じる。 正直ホンマか?という思いが強いし、この本が書かれた時期が90年代序盤なのもあり、冷戦で勝ったからアメリカ人がイキってるだけじゃないのか?という勘繰りもある。ただ、優越願望や平等願望といった、「効用」に収まらない人間の不合理な価値観(プラトンに言わせるならば「気概」でり、無理やり日本語にするならばプライド?)の話は面白い。

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