フランク・ロイド・ライト

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自然の家

フランク・ロイド・ライト

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480092656
ISBN 10 : 448009265X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

日本でも圧倒的な人気を誇る建築家フランク・ロイド・ライト。彼が設計した住宅は、大地と自然に調和し、素材の美しさを活かしつつ、まるで植物が成長するように有機的空間が展開する。その根底にあった理念とは、一体どのようなものなのか?無駄を省いたそのデザインは、人間が自らの生活を自由に決定することを是とするデモクラシーの思想に支えられたものでもあった。自らの美学と信条を語り、長く読み継がれてきたライトの主著。建築論の必読書としてだけでなく、アメリカ近代思想や環境論の文脈からも再評価される古典の新訳。100点を超す図面・写真を収録。充実した解説を付す。

Content Description

日本でも圧倒的な人気を誇る建築家フランク・ロイド・ライト。彼が設計した住宅は、大地と自然に調和し、素材の美しさを活かしつつ、まるで植物が成長するように有機的空間が展開する。その根底にあった理念とは、一体どのようなものなのか?無駄を省いたそのデザインは、人間が自らの生活を自由に決定することを是とするデモクラシーの思想に支えられたものでもあった。自らの美学と信条を語り、長く読み継がれてきたライトの主著。建築論の必読書としてだけでなく、アメリカ近代思想や環境論の文脈からも再評価される古典の新訳。100点を超す図面・写真を収録。充実した解説を付す。

目次 : 第1章 一九三六‐一九五三年(有機的建築/ 新しい家を建てる/ 素材の本性のままに―その哲学/ ユーソニアン住宅 ほか)/ 第2章 一九五四年(統合性―人にも、住まいにも/ 大地から築きあげる/ 文法―芸術作品としての家/ 「ユーソニアン・オートマチック」 ほか)

【著者紹介】
フランク・ロイド・ライト : 1867年、アメリカ合衆国・ウィスコンシン州生まれ。シカゴのアドラー=サリヴァン事務所勤務を経て独立。プレーリー住宅・ユーソニアン住宅などを通じ、水平に伸びた屋根が強調する平らかな外観、緩やかにつながりあう内部空間など、住宅デザインの刷新を先導。近代建築の巨匠のひとりに数えられる。日本にも、旧帝国ホテル、自由学園明日館、旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)などの作品を残す。1959年没

富岡義人 : 三重大学大学院工学研究科教授。アメリカ近代建築、建築意匠論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アナーキー靴下

    建築の世界に興味を持ったことはなく、多分今まで帝国ホテル絡み等で何度かライトの名前を目にしていると思うのだが、完全に素通りしていた。お気に入りの方のレビューとこの本のタイトルを見て、アイン・ランドの『水源』が浮かび、調べてみるとライトをモデルにした小説が『水源』だという。これは読まねば、と。ライト自身が語る建築論は、あらゆる生命は生き延びるために生きる、くらいに無駄が削ぎ落とされた思想であり、想像以上に『水源』であった。そして建築物そのものが優れていても、カギ括弧で括られる存在というのもわかる気がする。

  • ビイーン

    ライトについて旧帝国ホテルの設計者程度の知識しかないまま本書を手にしたのだが、読むとけっこう面白い。「有機的単純性」の思想はなかなか奥が深いのだ。また床暖房についての記述も面白い。ライトは日本の大倉男爵宅で見たオンドルにいたく感動し、帝国ホテルの一部にアイデアを応用、そして1937年にジェイコブ邸で初めて一般住宅に床暖房(輻射暖房)システムが取り入れられる。今や日本の一般住宅の標準設備だが、ライトがその床暖房設備の先駆者だったとは。

  • ケイティ

    前半はほぼアメリカの近代建築の現状に対する不平不満でなかなか進まなかったが、全体を通してロイドの緻密で徹底した美学がよく分かる1冊。住む場所は生活をともにするものが作り出す「雰囲気」よって養われる。良い服を着た時の気持ちとその結果引き起こされる意識の変化と同じ感覚を住む家からも受け取るべきだという。また、有機的建築の本質である自然な「単純性」は、人間自体にも当てはまる。しかし、暮らし生きていくにはあまりにも複雑で、単純性という概念が何を意味するかを問うのが魂の仕事だ、など深く考えさせられる記述も多かった。

  • さきん

    今流行りのパーマカルチャーの走りだったのかなと。地元の身近な素材を生かして、お金持ちのためではなく、中流家庭でも手を入れながら楽しめる家づくり。日本の帝国ホテルや桂離宮の価値を西欧世界に知らせた著者だが、朝鮮発祥の床下断熱の素晴らしさもいち早くつかんでいた。単なる箱ではなく、人格や政治性など何等かの総合性を持っている家という考えも印象に残る。

  • ラウリスタ〜

    とっても面白い。アメリカ人であるライトは、アメリカ人(田舎に住む、中流の上)のための住宅を考えた。大平原の家。大地に根ざした家。暖炉を中心に、屋根を最重要の構造物として水平方向に広がる。シンプルでありながら、そこで住む家族の団欒を最大限に考慮した住まい。閉塞感を感じさせず、外へと開かれながらも、人間のサイズにあったこぶりな構造。こういった本を読むと、優れた建築家による、優れた家に住むってことは、確かに大金を積んででも手に入れたい幸せなのだなと理解できる。写真や、間取り図も豊富で楽しい。

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