フラウィウス・ヨセフス

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ユダヤ戦記 1 ちくま学芸文庫

フラウィウス・ヨセフス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480086914
ISBN 10 : 4480086919
フォーマット
出版社
発行年月
2002年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
秦剛平 ,  
追加情報
:
15cm,423p

内容詳細

紀元66‐70年、パレスチナのユダヤ人たちはローマ帝国と戦った。だが、彼らにとってこの戦争の結末ほど悲劇的なものはなかった。聖性が宿ると信じられた都エルサレムと神殿を失ったにもかかわらず、彼らの神は沈黙したままだったからである。神の沈黙は彼らに神の再解釈を迫り、以後、ユダヤ人たちの運命は大きく変わった。2000年にわたる流浪の始まりとなったのだ。この戦争を克明に記録した本書は、古代キリスト教以来、現代に至るまで西欧社会の必読書であり、イエスの神性を保証するプルーフテクストとして機能してきた。第1巻は、アサモナイオス王朝の盛衰から開戦前夜までを収録。

目次 : アサモナイオス王朝の盛衰/ ポンペイオスの登場とユダヤの再編成/ アンティパトロスの子ヘロデの登場/ ヘロデ、ユダヤの王となる/ ヘロデの宮廷を襲った大嵐/ ヘロデの悲惨な晩年/ ヘロデの死後のユダヤ/ ユダヤ、ローマの属州となる/ 戦争の気配、濃厚になる/ 叛乱の初期〔ほか〕

【著者紹介】
フラウィウス・ヨセフス : 37‐100年頃。ユダヤの歴史家。エルサレムの名門に生まれるが、66年から70年にかけての対ローマのユダヤ戦争に、ユダヤの指揮官の一人として参戦する。その敗戦とともに、ローマ皇帝となったウェスパシアノスとその子ティトスの厚遇を受けてローマに身を移し、『ユダヤ戦記』と『ユダヤ古代誌』を著す。その著は多くの散逸した史料を含み、ユダヤ史、キリスト教史を知るうえで貴重な文献となった

秦剛平 : 1942年生まれ。現在、多摩美術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Cornelius さん

    ユダヤ戦記は、旧約聖書と新約聖書におぼろげにしか記されていない時代の出来事が記されていて、とても貴重な内容を含んでいる。特にアンティオコス・エピファネスとユダヤ人との関わり、またヘロデ大王とローマの関わり、ヘロデ大王の最期の様子とヘロデ家の没落など、新約時代の背景を知るためには、よい資料だと感じた。

  • 本とフルート さん

    一神教という特殊な信仰のために、古来周囲から排除されることの多いユダヤ人。古代ローマ帝国におけるユダヤ人の複雑な立場が伝わってきた。特にアグリッパス王の演説は、その心境を思うに切ない。ローマ帝国と自身の民の間で板挟みになる彼の苦しみは、いかばかりだったろう。

  • 刳森伸一 さん

    大部分が同作者の『ユダヤ古代誌』の重複するがこちらの方が要点が絞れていて歴史の流れが分かりやすい。戦争が様々な立場の人間の様々な思惑により勃発するのは今の世と変わらない。

  • Koning さん

    第1巻はヘロデ王の統治とその後の戦争前夜の話。まぁ、猜疑心に富んだ男だけれど優秀な王だよね。ヘロデって。あと、元がLoebなんだけど仮名表記の微妙な揺れと言うかうーん(まぁ、この時代のギリシア語の発音に関しては何も言いますまい)。ヨセフス自身については例によって盛りまくりなので(笑)。笑うしかないんだけどもね。

  • platoon さん

    だまして殺してだまされ殺され。ユダヤ教徒とはとてもつきあえないなぁ

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フラウィウス・ヨセフス

紀元後37年ごろ、エルサレムの名家に生まれる。26歳のころ、ローマで拘禁されていた祭司の釈放のためにローマを旅し、その目的を達成する。対ローマのユダヤ戦争(66〜70年)ではガラリヤ方面での指揮官を務めるが、ヨタパタ陥落でローマ軍に投降する

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