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カラマーゾフの兄弟 2 中公文庫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122076716
ISBN 10 : 4122076714
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大審問官の問い、ゾシマ長老の死‥‥カラマーゾフ(黒塗)家の一族をめぐる壮大な愛憎劇は、やがて殺人事件へと向かう。〈巻末資料〉ドストエフスキー年譜

【著者紹介】
江川卓 : 1927年、東京生まれ。本名・馬場宏。父はロシア文学者の外村史郎。東京大学法学部卒。ロシア語は独学で始め、戦後、ソビエト文学の動向を紹介。また、ドストエフスキー、ソルジェニーツィン、パステルナークなどの翻訳で知られる。87年、『謎とき「罪と罰」』で読売文学賞(評論・伝記賞)受賞。2001年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 読書三餘

    アリョーシャの心の動きを土台に、山場が幾つあることか。しかし『大審問官』は期待の遥か上空を飛行していった。叙事詩はつきぬけていた。イワンを謎と称した弟は、強大な霊峰に唖然としたか。一巻で破天荒に争ってみせたドミートリイとフョードル父子は、話の上でしか殆ど姿をみせない。長男坊に関しては一切である。つまりイワンとアリョーシャ兄弟の問答、「神の世界」の否定に多くが出力されている。罪人の列挙はお膳立てであり、覚悟があるのか問う兄にはやさしさがあろう。迷妄とした人間を創り出した「自由」なる元凶の、→

  • 植岡藍

    2巻の最後をアリョーシャの章で終えたかったんだろうな、と構成した方の気持ちが伝わってきた。大審問官、ゾシマ長老の説法、ゾシマ長老の死がひとまとまりであるだけに、内容の濃い一冊だった。ドストエフスキーの弁証法的な思考がそのまま物語として迸るように描かれている。アリョーシャに受け入れられなかったイワンの絶望がかなしい。

  • Ryu

    初読時は、あの「大審問官」のところを「イワンこいついつまでしゃべっとんの」と思って読み飛ばしてしまったが、今読むとすごかった。あんなやつとサシ飲みはしたくないけど。

  • カノト

    1巻と同様に宗教的な部分が理解できない自分が残念すぎるけど、読まずにはいられない不思議。続きも楽しみ。

  • ゴリラ爺

    一般にドストエフスキーの最高傑作との呼び声が高いが、果たしてそうだろうか? 集大成であることは認めざるを得ないが、説明的な箇所が多く、他作品に比べて平板な印象を受ける。とりわけキツいのは第二部の「ロシアの修道僧」のくだりで、「ProとContra」で名高き大審問官を読みーー個人的には大審問官よりも子供の罪のなさが訴えられる箇所の方がイワンのテーゼが直接的に提出されていて好きなのだがーーいち段落ついたところで100頁にわたって抹香臭い説法を読まされるのはなかなか辛い。

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