CD

Piano Quintet, 1, 2, : Le Sage(P)Quatuor Ebene

Faure (1845-1924)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ALPHA602
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

フォーレ:ピアノ五重奏曲第1番、第2番
エリック・ル・サージュ、エベーヌ四重奏団

日本語解説付き

痛快企画、続々登場。樫本大進参加の大好評・ピアノ四重奏曲集に続いて
「高雅なるフランス」と「気鋭のフランス」を1枚で双方強く印象づける五重奏曲集が!
フォーレ晩期の充実と深まりを印象づけてくれる共演者は、なんとエベーヌ四重奏団!

「Alpha」レーベルが昨年度よりスタートさせた「Ut Musica Poesis(音楽は詩なり、詩は音楽なり)」シリーズの第4弾リリース、このレーベルですでに11タイトルからなるシューマンのピアノ曲・室内楽作品集を完成させてきたフランス最前線の俊才ピアニスト、エリック・ル・サージュが全5タイトルで世に問う、フォーレの室内楽作品全集の第3弾。
 フォーレ、つまりいうまでもなく「フランスの洗練と繊細」を代表する存在として広く認知されているこの芸術家の真の魅力には、やはり他のフランス音楽と同じく、フランス人やフランスで活躍する演奏家にしかわからない機微があるのでは。その意味では20世紀半ばに「Erato」や「EMI」などで録音されてきた、よりすぐりのフランス人奏者たちの名演群がそうした要求に応えてきたわけです。しかし、今や時代は21世紀。ステレオ初期のフランス音楽解釈にもある種の(今では決してたどりつけない)風格があるとはいえ、同時代の録音、新しい録音を追い求めつづけることには大きな意義があるわけですが、このエリック・ル・サージュとフランスの演奏家たちによるシリーズはまさに、そうした切り口での「いまの」「フランスでしか聴けない」「フォーレ」の響きの機微というものを、私たちの感性にすんなり届けてくれる点で、まさにかけがえのない新録音になっているのです。それがとくに顕著にあらわれているのが、おそらくこのピアノ五重奏曲2曲。というのもフォーレにとって、かたや弦楽四重奏という編成はとりもなおさず「ドイツ音楽」という(彼にとって昔からとても大切だった)影響源の象徴だったともに、かたやそこにピアノを加えたピアノ五重奏という編成は、どちらかといえば19世紀の末に彼をはじめとする一連のフランス人作曲家たちが室内楽を書き始めてからというもの、このジャンルにおける大先輩であるドイツ人たちよりもずっと集中的に傑作を生んできたジャンルでもあるのです(サン=サーンス、フランク、そしてフローラン・シュミット・・・)。そしてフォーレはこの「フランス人ならではのジャンル」ピアノ五重奏曲にかなり後年になってから初挑戦し、第1作は途中で放棄されたものの10年の時を経て完成、さらに第2作は最晩年の英知が結集した傑作と、どこまでドイツ的なのか、またどこからフランス的なのか、その踏み込み具合はいかにも、同じフランス語を話しながらドイツ音楽(ベートーヴェン、ブラームス、シューベルト・・・)に限りない愛も感じている、そんな演奏家たちこそ最も的確にとらえられる、しかも本盤、ル・サージュが共演に選んだのはなんと、「Virgin」に名盤あまたのエベーヌ四重奏団。ドイツ音楽でも実績をあげてきた豪華そのものの超一流だからこそ、「Alpha」の名に恥じない絶妙のフランス的解釈も可能というものでしょう。
 もちろん解説充実、全訳付です。(Mercury)

【収録情報】
フォーレ:
・ピアノ五重奏曲第1番 op.89 (1905)
・ピアノ五重奏曲第2番 op.115 (1922)

 エリック・ル・サージュ(ピアノ)
 エベーヌ四重奏団
  ピエール・コロンベ(第1ヴァイオリン)、ガブリエル・ル・マガデュール(第2ヴァイオリン)
  マチュー・エルツォグ(ヴィオラ)、ラファエル・メルラン(チェロ)

 録音時期:2010年
 録音方式:ステレオ(デジタル)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Recommend Items