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法の人類史 「ルール」をめぐる4000年におよぶ戦い

フェルナンダ・ピリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309231655
ISBN 10 : 4309231659
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「ルール」はいかに世界を変えたか。マフィアの掟、宗教の法、チベットの慣習法…国家の法にとどまらず、これまで見過ごされてきた“共同体独自のルール”にも光を当て、法の役割を捉え直す。古代のハンムラピ法典から現代の国連法まで、4000年に及ぶ法づくりの歴史を俯瞰した、法人類学の決定版。

目次 : 序章 法の約束/ 第1部 秩序の展望(メソポタミアと聖書の土地/ インドのバラモン―宇宙の秩序/ 中国の皇帝―法典、刑罰、官僚/ 弁護士と法学者―古代ローマにおける知的追求/ ユダヤ教徒とイスラムの学者―世界に対する神の道/ ヨーロッパの王たち―ローマ帝国崩壊後の裁判所と慣習)/ 第2部 文明の約束(周縁で―キリスト教とイスラムの周辺における立法/ 宗教の法を受容する―ヒンドゥー、ユダヤ、イスラムの世界/ 中世中国における帝国の法と天の正義/ 中世ヨーロッパの裁判所と慣習/ 判決の問題―宣誓、神判、証拠)/ 第3部 世界の秩序化(王から帝国へ―ヨーロッパとアメリカの台頭/ 植民地主義―法を輸出する/ 国家の陰で―現代世界におけるイスラム法/ 国家に背を向けて―部族、村落、ネットワーク、ギャング/ 国家を超えて―国際法)/ 結論 法の支配

【著者紹介】
フェルナンダ・ピリー : オックスフォード大学法人類学教授。ラダックの山岳地帯やチベット東部の草原でフィールドワークを行ってきた。以前はロンドンの法曹界で10年近く弁護士として活躍。英国オックスフォード在住

高里ひろ : 翻訳家。上智大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • izumone

    人(自分)は本当に身の回り半径5メートルの範囲しか見ていないのだなという感想。いま普遍的だと思っている法(制度)は,何千年もの間,世界中の文明で多様に生まれて消長を繰り返ていたもののうち,非常に狭い範囲(西欧)に生き残ったものが,この二,三百年の間に広がったものに過ぎない。しかも,現代でも,その間隙には別系統,あるいは過去の体系の残滓が命脈を保っている。世界の見え方が変わる。

  • Go Extreme

    古代法の起源: メソポタミアの法ー法は神々の加護を求める手段 トーラー社会の秩序と個々の生活の清浄さ 法と支配者: -帝国の法ー支配者の権力を強化する手段 税の徴収や人口管理→人民統制 法の役割: 社会的秩序の確立 法律の規範ー社会的行動を規制・紛争解決 抵抗の手段: 人民の法へのアクセスー法の明文化→権力濫用に対抗 現代社会における法 法の進化: 植民地時代と法ー西洋の植民地支配→伝統的な法律は消失→法律の制度化 法と権力: 法の権威ー社会の公平性や正義追求に不可欠な要素 法と社会は相互に影響し合う

  • rineoskiss

    法の人類史というタイトル通りの本。古代における法の発展の話が面白かった

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