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覚悟 文春文庫

フェリックス・フランシス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167923709
ISBN 10 : 416792370X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

競馬界で最高の調査員として名を馳せたシッド・ハレーが引退して6年。彼にレースの不正の調査を依頼してきたスチュアート卿が変死を遂げた。自分は依頼を断るべきではなかったのか?卿の遺志を継ぎ、ハレーは卑劣な敵の潜む闇に踏み込む。名ヒーローが帰ってきた!英国スリラーの誇り高き正統、〈新・競馬シリーズ〉開幕。

【著者紹介】
フェリックス・フランシス : 1953年、イギリス生まれ。競馬シリーズで知られる作家ディック・フランシスの次男。ロンドン大学で物理学と電子工学を学び、物理の教師を務める。かねてから競馬シリーズ創作に関与、父が長年の執筆パートナーであった妻メアリーを亡くしたあとは、父子連名で『祝宴』『審判』『拮抗』『矜持』の4長編を刊行。父ディックが死去した翌年の2011年、単独名義で『強襲』を発表し、シリーズの継承を宣言した

加賀山卓朗 : 1962(昭和37)年、愛媛県生まれ。東京大学法学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 佐藤(Sato19601027)

    一人称で語られるハードボイルド。自ら危険に飛び込んでいく主人公のハラハラ感が堪らない。ディック・フランシスの「大穴」を読んだのは、もう30年も前だが、初回の衝撃を再び感じることが出来た。主人公のシッド・ハレーは、ディックの競馬シリーズに4回も登場するお馴染みのキャラクターだ。落馬事故で左手が義手となり、騎手引退後は探偵会社で調査員をしていたが、家族を危険にさらしたことで、その調査員からも引退した身。その彼が英国競馬を不祥事まみれにした非道な悪党退治に再び立ち上がる。ストーリーから何もかもが素晴らしい。

  • ナミのママ@低飛行中⤵️

    〈新競馬シリーズ〉3作目にしてシリーズ初翻訳。左手は義手、騎手から調査員、それも引退して6年、妻子と静かに暮らすシッド・ハレーが主人公。一度は断った不正調査だが次第に巻き込まれていく。〈競馬シリーズ〉やイギリスの競馬を知らなくても楽しめると聞いて手にした1冊。全く問題なく楽しめた。結局は妻子を巻き込んでしまうのが女性の立場で見るとスッキリしないが、小説としては、この主人公はとても魅力的。文春文庫海外ミステリーの46年の歴史上はじめて背表紙「緑色」というのも面白い。

  • タツ フカガワ

    英国競馬統括機構会長の不審死をきっかけに、元騎手で隻腕の探偵社調査員だったシッド・ハレーが、元テロリストが仕切る八百長レースの闇を暴いていく。48年間で44作続いたディック・フランシスの“競馬シリーズ”は1作品1主人公が基本。ただシッド・ハレーだけは4作品が書かれすべてが名作といわれるその主人公が,まさか息子の手で蘇るとは。短いセンテンスでテンポよく進む語り口はさすが親子、というのは思い込みか。かつての相棒、チコ・バーンズとの再会もうれしい。父親の名作に並ぶとはいえないまでも充分楽しめた冒険小説でした。

  • 道楽モン

    驚きと懐かしさいっぱいで即入手、即読了。父はかつての名騎手であり、引退後、ミステリ作家として大成功したディック・フランシス。日本では早川書房が全作品を翻訳。名翻訳家・菊池光と共に大いに愛された作品群だ。晩年は次男のフェリックスとの共著を何冊か出し、世代交代を果たした。が、新作の翻訳が途絶えてしまった。ところが今年になり突然、文春文庫で復活! 主人公が毎回変わる中、例外で複数回登場したのがシッド・ハレー。頑張った息子は我々ロートル愛読者を落胆させることは無かった。英国風味たっぷりのエンタメ。続々と翻訳予定!

  • しゃお

    ディック・フランシスの跡を息子のフェリックス・フランシスが単独名義で継いでいる、新・競馬シリーズが文春文庫より刊行!見た目も漢字二文字の邦題も何もかもかつてのハヤカワのようで文春さんの覚悟のほどが伺えますw 物語自体は競馬の八百長を仕掛けている悪人によって家族や自身の矜持まで危機にさらされた元騎手で元調査員のシッド・ハレ―の焦燥感と怒りの炎に煽られるかのように、まさに一気呵成。次の項をめくるのももどかしく思いながら一気読み。実は競馬シリーズ、数作しか読んで無かったんですが、これを機に色々読んでみたいです。

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