Product Details
ISBN 10 : 4622095505
Content Description
「ずいぶん前から疑問に思っていたのは、安全保障についてでも、貿易についてでも、福祉政策についてでも、なぜこうも多くの政治的意見の対立がいつまでも解消しないのかということである。うまくいくと自信ありげに言いきったことがうまくいかなかったことを示す数々のエビデンスを前にしながら、まちがいを認める政治オブザーバーがめったにいないことにうんざりしていたのだ。…かつて流行した意見を支持した右から左までの全員がばつの悪い思いをする理由をデータはたっぷり示していた。予測の下手さでは保守派もリベラル派と変わらない。…私は愚直な心理学者でなければしないであろうミッションに着手した。さまざまな合理的な意見のもち主全員が同意せざるをえない判断の評価基準を見極め、それによって的確な政治予測に「具体性をあたえる」ことだ。本書はよくも悪くもその結果である」。
目次 : 1 量で表わせないものを量で表わす/ 2 ラディカルな懐疑主義者からの自尊心をくじかれる異議申し立て/ 3 知識の限界を知る―キツネは較正でも識別でもハリネズミよりスコアが高い/ 4 レピュテーショナル・ベットを尊重する―キツネはハリネズミよりも優秀なベイジアンである/ 5 反事実仮定を探る―キツネはハリネズミよりも自分の立場を危うくするシナリオにも耳を貸す/ 6 ハリネズミの反撃/ 7 柔軟にもほどがあるのを認められるくらいに柔軟か/ 8 客観性と説明責任の限界を探る
【著者紹介】
フィリップ・E.テトロック : ペンシルバニア大学心理学・政治学教授。カナダ生まれ。イェール大学でPhDを取得。カリフォルニア大学バークレー校、オハイオ州立大学で教鞭をとり、現職。スタンフォード大学行動科学先進研究センターのフェロー、ラッセルセージ財団のフェローも務めた。専門は社会・文化心理および意思決定過程。アメリカ心理学学会、アメリカ政治学学会、アメリカ科学振興協会などからの受賞歴多数
桃井緑美子 : 翻訳家
吉田周平 : 近畿大学理工学部・大学院総合理工学研究科准教授。技術解説を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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山田山田太郎
読了日:2025/01/05
舫
読了日:2023/11/16
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