フィリップ・フォレスト

人物・団体ページへ

荒木経惟つひのはてに

フィリップ・フォレスト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560080337
ISBN 10 : 456008033X
フォーマット
出版社
発行年月
2009年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,210p

内容詳細

膨大な作品から厳選された写真31点。その一枚一枚から荒木が生涯を賭して制作を続ける長大な私小説の一端をひもとき、生と死、喪と欲望、そして溢れ出る愛を読み解く。荒木について包括的に書かれた欧米で初の書。

【著者紹介】
フィリップ・フォレスト : 1962年パリ生まれ。パリ政治学院卒。文学博士。現在、ナント大学文学部教授、比較文学の教鞭をとる。シュルレアリスムやテル・ケルについて、また大江健三郎をはじめ日本文学についての卓越した批評家でもある。自伝や私小説などに関しても独創的で鋭い考察を重ねている。小説第一作『永遠の子ども』(集英社)でフェミナ賞処女作賞、また『さりながら』(白水社)で12月賞を受賞している

沢田直 : 1959年、東京生まれ。パリ第一大学哲学科博士課程修了(哲学博士)。立教大学文学部教授。フランス現代思想、フランス語圏文学

小黒昌文 : 1974年、東京生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学(文学博士)。同志社大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • R氏 さん

    内の要素を絡めつつも、徹底した外からのぶれない視点が美しく、ざわめきすらも受け付けない静謐さがあると思った。それは荒木の写真に共通する「喪」なのではないか、とも。荒木と同様に親近者を早くに亡くした著者が、時に自分を重ねながら道を辿る文章がとても哀切である。剥き出しの欲望を薄く覆う「喪」、荒木の写真を見て改めてそのように思わされた。読後、ぽこりぽこりと何かが沸き立つ本。

  • TOMYTOMY さん

    ロッセリーニ、ゴダール、アラーキーだと何だか居心地の悪さを感じたが、読後は何とも新しいアラーキー入門書である。日本人によるものでない、彼の批評は私たちに新しい気づきを与えてくれると思う。 強い言葉や生=性を生きるアラーキーに何度も管を巻かれてきたが、このような体系ずけで論が展開されてると、彼の意図が見えてくると共に、アラーキーのマジシャンぶりが垣間見れる。彼のコミカライズされた自画像のサインが呪術の印のように、メリエスは手品として映画を製作していたのをなぞるように。 アラーキー我々はまんまとやられている

  • eMI-sAN さん

    ★★★★☆【2009】フランス人作家による荒木経惟論。芸術史も絡めた文章で、とても勉強になった。●ロベルト・ロッセリーニ(映画監督)。ネオレアリズモ。ヌーヴェル・ヴァーグ。

  • yooou さん

    ☆☆☆★★ やや期待はずれでした。荒木経惟写真全集をひっぱりだしてきて再読してます

  • love_child_kyoto さん

    写真はいい。文章はダメ。理屈っぽくて、引用が多すぎ。自分の言葉で書かなきゃダメ。やはりアラーキー本人の文章がいい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

フィリップ・フォレスト

1962年、パリ生まれ。ナント大学文学部教授。現代フランスを代表する作家のひとり。1996年、愛娘の死を契機として小説執筆を開始。97年、長篇第1作『永遠の子ども』(フェミナ処女作賞)を発表する。その後、日本の「私小説」に影響を受けながら新たな「自己のエクリチュール」を開拓し、多くの小説や評論を発表

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品