フィリップ・ゴーレイヴィッチ

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ジェノサイドの丘 下 ルワンダ虐殺の隠された真実

フィリップ・ゴーレイヴィッチ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784872901597
ISBN 10 : 4872901592
Format
Books
Release Date
June/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1994年中央アフリカの小国ルワンダで起きた、フツ族によるツチ族の大量虐殺。いかに虐殺行為が計画され、いかに実行されたのか。20世紀指折りの恐怖の顛末を、生き残りの人々の証言で綴る戦慄の書。

【著者紹介】
フィリップ・ゴーレイヴィッチ : 1961年生まれ。「ニューヨーカー」などのスタッフライターとして活躍

柳下毅一郎 : 英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 姉勤

    ルワンダにおいての虐殺を停めたのは、国連軍ではなく、西側でいう反政府ゲリラであった。虐殺側のフツ族は難民として国外に去り、そのキャンプ地において、また帰還事業においてルワンダにおける死者数を上回る犠牲を出した。国際社会という名の、強国の利害は虐殺を無視し、そして加害に加担した。あとがきにもあるが、当時の国連高等難民弁務官は日本人女性。彼女の活躍を好意的に報道していた記憶がある。確かに救うに値しないアフリカの野蛮人と、関わりを持って自国に損失を出さなかった事は、賛美に値するだろう。残念だが、これが世界だ。

  • TATA

    上巻で一旦ジェノサイドは収まったはずだけど、下巻は何が描かれるのかと思っていたら、難民キャンプや周辺国も巻き込んだ事態の混乱はおさまるどころか加速。国際社会の無関心、そして何の手立ても打てない状況に。あまりにも大規模すぎる虐殺劇故に裁判制度が機能しない。社会インフラが破壊された末に何が残るのか。そして国民全体に漂う圧倒的な喪失感。結局国を単純な理屈で二分することがいかに危険か、多様性を認めない社会がいかに危ういかということが改めてわかる。言葉にならない。恐怖を超越した絶望感。読後感じるのはただそれだけ。

  • 金吾

    ○ジェノサイド後も引き続き虐殺が起きていたこと、周辺国にも波及した混乱等印象的な内容でした。国際社会の動きの鈍さも変化なくカガメ氏の発言も穿ったものではなく真をついているのかも知れないと思いました。最後の女学生の逸話はなんとも言えない悲しさと言葉は変ですが希望の種を感じました。

  • 鷺@みんさー

    上巻も貴重な内容だったが、下巻はさらに鋭く迫っている。「ルワンダで、隣人として暮らしていた2つの種族が、突如として一方が他方を、容赦なく殺戮しつくした」という事実だけで悲劇なのに、下巻では「ジェノサイド後」の苦い現実を詳細に描いている。外国の介入があってなお、止まない殺人。難民キャンプでの血の凍るような日々。治世者の言い訳。「ジェノシダレ」として捕えられた囚人たちの、劣悪きわまりない監獄。しかしながら、本当の罪人だけを捕えるのは極めて難しく、誰も罪を認めない。映画と違って、報復殺人は正義ではないという現実

  • そのあとに続く

    再読;『ゴキブリ』『キャベツ売り』『奴らを抹殺する』政府主導の虐殺も反政府との一時停戦が結ばれる。それはなにも国連が有効打を打ったとは言い難い。難民として隣国に辛うじて辿り着いた人々も、そこには同じ“ルワンダ人”として難民キャンプに入れられ暴力が待っている。強いPTSDに悩まされる生存者、犯した殺人を正当化しながら逃げる者。規模としては前代未聞だが、民族浄化の名のもとの虐殺は初めてではないし、これが最後になるかは疑問が残る。

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