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私のディスレクシア

フィリップシュルツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784487806201
ISBN 10 : 4487806208
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

少年時代に、文字を読むことに苦労し、母親を除いてひとりの理解者もなく、学校の教師や同級生たちには疎外感をもち続けてきた著者。息子の診断を機に、58歳になって初めて自らもディスレクシアであることを知った衝撃と、それゆえに振り返る自分の心の軌跡、新たな視点を得て進む自己理解。学習障害(LD)の中核であるディスレクシア(読み書き障害)の当事者の苦悩や不安と葛藤、生涯にわたる格闘と、その中で深めてきた思索を、ピュリツァー賞受賞の詩人の感性が語り尽くす自伝。

【著者紹介】
フィリップシュルツ : 1945年アメリカ合衆国ローチェスター市生まれ。ポーランド系ユダヤ人。詩人・作家。ライターズ・スタジオ創設者。ニューヨーク州のロングアイランドのイースト・ハンプトン在住。著書、詩集7冊を出版。2008年詩集『失敗』でピュリツァー賞(詩作部門)受賞

藤堂栄子 : 横浜市生まれ。親の仕事で、フランス、イタリア、ベルギーで生活し、1969年帰国、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。現在、NPO法人エッジ会長、港区個別支援室室長、一般社団法人JDDNET副理事長、(有)ToDo Planning代表

室崎育美 : 大分県生まれ。京都大学教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • こばまり

    ハリウッドスターのカミングアウト等で大凡分かったつもりでいたが、改めてその困難さ、生きづらさを理解できたように思う。人間は話す方法を知った状態でこの世に生まれるが、読むことは意識して習得しなければならない発明品との一文が大いに腑に落ちる。

  • ネギっ子gen

    少年時代に、文字を読むことに苦労し、母親を除いて一人の理解者もなく、教師や同級生たちには疎外感を持ち続けてきた著者。小学2年生だった長男の診断を機に、58歳になって初めて自らもディスレクシア(読み書き障害)であることを知った。<言葉の意味を理解するのに時間がかかる、字がとても下手だ、ものの名前を間違える、辛抱強く読めない、書くことを含む宿題のほとんどはすぐに投げ出す>だった子ども時代――。本書は、ディスレクシア当事者の苦悩や不安と葛藤、思索を、ピュリツァー賞受賞の詩人が、その感性で語り尽くした自伝です。⇒

  • 「読み書き」の能力に重い障害をもつ詩人が、病気とともに歩んできた自らの人生を振り返るエッセイ。「ディスクレシアの人の心は他の人の心とは違う」。そんな不安や孤独と向き合いながら、それでも自分の可能性を信じ続けられたのは、間違いなく彼自身の心の強さがあったからだろう。いつも自分の「できないこと」にばかり目が向いてしまう私にとって、彼の考え方はとても明るく革新的なものだった。→

  • こぽぞう☆

    学習障害のひとつディスレクシアを背負って生まれ、その困難さゆえに詩人になり、ピューリッツァー賞まで受けた著者。それはすごいと思うが、本自体は詩人が書いたから?読みにくい部分が多々あった。ディスレクシアを初めとする学習障害に我が国ではどのような援助をしているのか気になる。

  • 🍭

    936(930英米文学>記録、手記、ルポルタージュ)図書館本。東京書籍2013年7月31日発行。9類の書架まわりをうろうろしていて、最近よく目にする「ディスレクシア」についての体験談的なものを知りたいと感じたので手に取ってみた。レビューを眺める限り、ディスレクシアという語は「識字障害」と訳されているが、一方で、「学習障害(LD)」的な大分類の下位ではなく、「失字障害」や完全に読めない障害として誤解されているのか?という感想が湧いた。調べてみたところ、DSM-Xの分類的には限局性学習症(読字に限定した症状)

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