フィリス・A.ティックル

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強欲の宗教史

フィリス・A.ティックル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806714293
ISBN 10 : 4806714291
フォーマット
出版社
発行年月
2011年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,99p

内容詳細

なぜ人は欲しがるのか。本書では、ボス、ブリューゲルなどの絵画も交え、人々がどのように「欲望」をとらえてきたのかを探る。宗教学の第一人者であるP.ティックルが「貪欲」の扉を開く。

【著者紹介】
フィリス・A・ティックル 著 : PBS公共放送サービスの『週刊宗教と倫理ニュース』やホールマーク・チャンネル、ナショナル・パブリック・ラジオなどにたびたび出演。1991年から1996年まで、パブリッシャーズ・ウィークリー誌の編集者として宗教部門を担当し、その後はフリーの立場で寄稿、編集に携わっている。テネシー州ミリントン在住

屋代通子 : 1962年兵庫県西宮市生まれ。横浜育ち。大学で国語学を学んだ後、出版社で翻訳校正業務に携わり、翻訳の道に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • うえ さん

    「宗教改革を生き延びた西洋キリスト教の各宗派は、教義のニュアンスで多少の違いこそあれ、原罪の教えを守り、貪欲をその主たる証拠と考える点では一致していた。…だが宗教改革から一世紀を経ないうちに、ホッブズが罪を定義するのは社会契約であると説き、さらに一世紀…ルソーや啓蒙主義者たちが原罪など到底信じがたいと言いはじめる。その過程で、貪欲に代表される罪は宗教だけの独占課題ではなくなり、西洋思想の主潮流のなかで、倫理上の問題となっていく。と同時に、保守的な思想体系では、倫理問題の延長としての宗教課題であり続けた。」

  • ybhkr さん

    著者が女性だと最後まで気づかなかった。翻訳であることも要素かもしれないがキリスト教に対する見解がとても男性的に思えた。このシリーズのことは知らなかったが七つの大罪をテーマにしていて、この本は貪欲について。古典や絵画や映画を引用して貪欲ということを紐解いているが、資本主義である昨今にはあまり説得力を感じない。フリューゲルの「小魚を食う大魚」という作品がたくさんの文章よりも貪欲ということを的確に現しているように思える。貪欲の大罪は根源は、弱者を犠牲にすることではないか?誰かを犠牲にしない貪欲などあるのだろうか

  • viola さん

    7つの大罪シリーズの強欲編。これだけ異様に薄く、読むのに30分もかかっていないと思います。中身も当然薄くなってきてしまい、残念。書きにくいのかな、強欲って。9.11テロ以前に講演の約束をし、その翌年に講演があったから非常にやりにくかったようですけれど。収穫は、ダーウィンはペーテル・ブリューゲルの『小魚を喰う大魚』を見て進化論の着想を得た、ということくらい。それよりも井出祥一郎氏(著書が好き)の解説の方が興味深いものがありました。

  • Go Extreme さん

    あらゆる文化に根をおろす宗教 霊性と実体 宗教における徳性 「罪」へのこだわり 七つの道連れ 七つの大罪と「強欲」 強欲の宗教史: 強欲という名の伝染病 「罪」を表現するふたつの方法 時代の区分方法 金を愛する心=邪悪の根源 もっとも普遍的な罪強欲 魂のための戦い 強欲の擬人化 ボスの描いた強欲 ブリューゲルの描いた強欲 宗教改革 罪の世俗化 倫理の問題となった強欲 三つの暴力――強欲、嫉妬、憎悪 アンソールの描いた強欲 強欲をいかに解釈するか 現代社会の芸術表現手段 ドニゼッティの描いた強欲

  • mikuriya さん

    薄すぎた……。ページ数を確認すればよかった。これで1200円とは、まさに強欲。

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