フィオナ・ロビンソン

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青のなかの青 児童図書館・絵本の部屋

フィオナ・ロビンソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784566080690
ISBN 10 : 4566080692
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

空の色は、青のなかでも、とびきりの青。海の色は、青のなかでも、とくべつの青。そして、青と白で対象物を写しとるサイアノタイプの青は、「青のなかの青」―。19世紀のイギリスの植物学者、アンナ・アトキンスは、「世界で最初の女性写真家」として知られています。カメラを使わず、日光を利用した、サイアノタイプという手法で、美しい青い写真をのこしました。ほとんどの女性が科学教育をうけられなかった当時の社会で、アンナがどのように、自分の世界を切りひらいていったかをえがく絵本です。

【著者紹介】
フィオナ・ロビンソン : イギリス生まれの絵本作家。ニューヨーク在住。作品にあわせて、さまざまな素材を絵づくりに取り入れるのが特徴。数々の絵本を発表し、高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ☆よいこ

    伝記絵本。世界で初めての写真の本を出版した植物学者、写真家のアンナ・アトキンス。幼いころに母親が亡くなり、教育熱心な科学者の父とともに研究をしていたアンナはたくさんの標本をコレクションしていた。カメラが発明され、アンナはたくさんの写真を撮った。科学者ジョン・ハーシェルが発明したサイノタイプ・プリント(青写真)を知ったアンナはその技術を使って写真の本を出版する。最初の本『イギリスの海藻類:サイノアタイプの世界』は青い背景に白く浮かぶ海藻にラテン語で学名が記されていた。▽巻末にサイアノタイプの作り方あり。

  • モリー

    『「フォトグラフィ=写真」という言葉には、もともと「光で絵をえがく」という意味がある。』そうです。だから、写真は「科学と芸術の両方が溶け合った技術」と言えるのだと思います。◆女性が科学教育を受けられなかった19世紀のイギリスにおいて、アンナ・アトキンスは科学者であった父に教えを受けて育ちます。長じて、植物学者として、更には、世界で最初の女性写真家として知られるようになります。◆本文中、“写真”の説明に「対象物を正確に写しとる芸術」という記述が有ります。ご覧になれば一目瞭然。彼女の残した青い写真は芸術です。

  • ヒラP@ehon.gohon

    青を色調にして、青にこだわりぬいた絵本です。 青写真という手法を完成させて、様々な植物の写真集を出した、世界最初の女性写真家アンナ・アトキンスの伝記絵本です。 少々説明的過ぎるようにも思えましたが、生い立ちから写真集を世に出すまでの彼女の辿った道が、それだけ重厚だったことの証だと理解しました。

  • 花林糖

    (図書館本)表紙絵に惹かれて手に取りました。1799年生まれのアンナ・アトキンス(植物学者・写真家)の自伝の様な絵本。「サイアノタイプ」(青写真・日光写真の名前で知られている)に出会い、海藻や植物の標本図鑑を出版した女性でジェーン・オースティンのいとこ。巻末にはサイアノタイプの作り方も掲載。青を主体とした絵がとても素敵。表紙の花と回想のサイアノタイプ、p36.37の回想と本文最後の頁のケシの花のサイアノタイプ、見返しの貝殻のイラストはアンナの作品。

  • Cinejazz

    植物学者で世界で初めての写真の本を自費出版し最初の女性写真家≠ニ呼ばれているアンナ・アトキンス(1799-1871)を紹介した伝記絵本。植物標本を記録する手段として、当時新たに開発された「青写真法(サイアノタイプ)」を用いて作成された『イギリスの海藻類:サイアノタイプの世界』は、早くに母を亡くしアンナを育て上げてくれた最愛の父・J・C・チルドレンに、愛をこめて捧げられた。世界で最初の青い写真集≠、青の色調で再現させた絵本の美しさに目を奪われる。

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