ファブリツィオ・ガッティ

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ぼくたちは幽霊じゃない STAMP BOOKS

ファブリツィオ・ガッティ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784001164183
ISBN 10 : 4001164183
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;19

内容詳細

ヴィキは、母と妹とともに、政情不安なアルバニアから対岸のイタリアへと、命がけで海を渡った。ところが待っていたのは、泥地のバラック生活。それが不法移民の現実だった。どんな困難にも負けず、学校に通って新しい人生を切り開こうとする少年と家族の物語。

【著者紹介】
ファブリツィオ・ガッティ : ジャーナリスト、作家。1966年、ミラノ生まれ。イタリアの週刊誌『エスプレッソ』の記者。新聞で発表した取材記事を小説化した『ぼくたちは幽霊じゃない』で、ルニジャーナ=チンクエ・テッレ賞、ステファノ・ガイ・タシェ賞、チッタ・ディ・アゾラ賞を受賞。アフリカのセネガルからサハラ砂漠を経てイタリアに至るまでの不法移民の経緯を綴ったノンフィクションノベルの大作『ビラル』は、多くの言語に訳されている。EUジャーナリスト賞など受賞歴多数

関口英子 : 埼玉県生まれ。大阪外国語大学イタリア語学科卒業後、翻訳家として活躍。児童書、小説、ノンフィクション、映画字幕など幅広い分野を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ☆よいこ さん

    YA。イタリアの不法移民の話▽1999年、7歳のヴィキは母と妹と共にゴムボートに乗り、命懸けでアルバニアからイタリアに入国した。ミラノにいる父親と家族で暮らせば幸せになれると母は言ったけれど、泥地のバラックに住み、強制送還に怯える日々は過酷。そんな中、ヴィキは学校に通い懸命に勉強し人生を切り開いていこうとする▽大人の都合で振り回されるのは結局子供たちだ。人を苦しませる法律があるのが悔しい、対抗できる知識と理解が無いのが悲しい。不法移民を食い物にしている人に憤慨する。子供をおどかすのは良くない。

  • たけ さん

    今作は、実在のアルバニア人少年ヴィキが、アルバニアを出て不法移民としてイタリアにやってきた体験が元になっている! 中一の社会勉強の中で、ちょうど不法移民についてやつていたので勉強になった!!(中学生に捧げる)

  • 星落秋風五丈原 さん

    本編は実在のアルバニア人少年ヴィキが、アルバニアを出てイタリアにやってきた体験が元になっている。物語のラスト近くに登場する、ヴィキのことを記事にしようとやってきた新聞記者というのが著者にあたる。但し記者自身は物語に登場しない。  本編は二部構成であり、一部はアルバニアからミラノへやってくるまでの経緯、二部は学校に行くようになったヴィキについて述べられている。巷のガイド本では“ヨーロッパとイスラム文化の両方を感じることができる一挙両得の国”と紹介されており、どこにも国を出なければならない切迫感はない。

  • かもめ通信 さん

    政情不安の続くアルバニアからイタリアへと命がけで海を渡った実在のモデルの体験を元に描かれたイタリアの児童文学。過酷な状況を描いてはいるが、会話を中心にした構成で、主人公をはじめ登場人物たちがいきいきと描かれているので、映画を見ているような臨場感がある。主人公や妹が抱く率直な疑問に、両親や周囲の大人たちが、言葉を選びながらも丁寧に答えてくれるため、主人公たちをめぐる状況が把握しやすくなっていて、若い世代にも読みやすいのではないかと思う。

  • timeturner さん

    子連れで密入国する大変さに溜息が出、イタリアに入国してからの不法滞在者の悲惨な暮らしぶりに絶句。事情がわからないのに怖い思いをし、新しい環境に順応しなくてはならない子供の姿に胸が痛くなった。不法滞在者の子供にも教育を受ける権利が保障されるというイタリアの公立学校は素晴らしい。

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ファブリツィオ・ガッティ

ジャーナリスト、作家。1966年、ミラノ生まれ。イタリアの週刊誌『エスプレッソ』の記者。新聞で発表した取材記事を小説化した『ぼくたちは幽霊じゃない』で、ルニジャーナ=チンクエ・テッレ賞、ステファノ・ガイ・タシェ賞、チッタ・ディ・アゾラ賞を受賞。アフリカのセネガルからサハラ砂漠を経てイタリアに至るまで

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