ピーター・マクフィー

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ロベスピエール(仮)

ピーター・マクフィー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560095355
ISBN 10 : 4560095353
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

恐怖政治によって革命を破滅に追い込んだ独裁者でもなく、共和国の徳を謳いあげた「清廉の人」でもなく―未来に鼓舞されるとともに、不安に駆られた、一人の若者…新しい時代と青年の挫折…世界的権威による決定版。

目次 : 著者の掌中の粘土/ 「きまじめで、大人びて、勉勤な」少年―アラス一七五八〜六九年/ 成功へのとても強い希求―パリ一七六九〜八一年/ たいへんに有能な男―アラス一七八一〜八四年/ 独身は反抗心を強めるようだ―アラス一七八四〜八九年/ われわれは勝利しつつある―一七八九年のヴェルサイユ/ アウゲイアースの家畜小屋掃除に挑戦しながら―パリ一七八九〜九一年/ 数多くの、執念深い敵ども―アラス一七九一年/ 人民の復讐―パリ一七九一〜九二年/ 諸君は革命なしの革命を望むのか―パリ一七九二〜九三年/ 「完全なる再生」―パリ一七九三年七月〜十二月/ 「変節する者たち」―パリ一七九四年一月〜六月/ 「最も不幸な生を生きる男」―パリ一七九四年七月/ 「この新しいプロクルステス」

【著者紹介】
ピーター・マクフィー : 豪メルボルン大学大学院修了、専門はフランス革命史。母校で長きにわたって教鞭を執るとともに、フランス革命史研究を世界的にリードしてきた

高橋暁生 : 1971年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専門はフランス革命史。現在、上智大学外国語学部フランス語学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    ヒラリーマンテルがフランス革命について書いた小説を読む準備として本書を読んだ。フランスのクロムウェル(清教徒革命のオリバー・クロムウェルのこと。ヘンリー8世下のトマス・クロムウェルでなく)というべきロベスピエールについて最近オーストラリアで出版(英語の原書を日本語訳にしたものも早々と出版社された)されたもの。ロベスピエールを1人の人間として捉えようとしている。 国内に革命風が吹くと外国からの脅威にさらされ、国力が落ちれば革命どころではなかなってしまう。その時、国外と戦っていたのがナポレオンだったのか。

  • ぐうぐう

    序章に、伝記作家であるジャネット・マルコムの次の言葉が引用されている。「……著名な死者たちは、彼らについて書く者の手の中にある粘土なのだ」事実、ロベスピエールは、書く者によって、あるいは書かれた時代によって、評価が大きく変貌する人物だ。曰く「共和国の徳を謳い上げた清廉の人」であり、曰く「恐怖政治によって革命を破滅に追い込んだ独裁者」であり、その振り幅はあまりにも大きい。どちらか一面だけを信じるのは人物像を理解させやすくはするが、果たして真の像にどれほど近いかと言えば、疑問を持たざるを得ない。(つづく)

  • 星落秋風五丈原

    マクシミリアン・ロベスピエールと言えば、「フランス革命後の恐怖政治の指導者」「史上初のテロリスト」など、いかにも恐ろしげなキャッチフレーズが浮かぶ。実際彼がリーダーシップを取った時代に、ルイ16世もマリ―・アントワネットも、そして多くの人がギロチンにかけられた。革命期を生きた少なからぬ人が、彼の私心のなさ、強い信念を賞賛している。それなのに、なぜ、皆に尊敬される存在から、恐れられる存在へと変わっていったのか。我々は彼の末路を知っているため、ある種の先入観を抱いて彼を見る。それでは原因を探ることはできない。

  • e

    フランス革命を考える上で、ロベスピエールがなぜああなってしまったのかずっと気になっていたので読みました。読み始めて半月ほどかかった長かった.......!彼が生まれ育った街、家庭環境などから人生が辿れられており、人となりを少しは理解出来たような気がします。

  • てれまこし

    血に飢えた近代的独裁者の元祖みたいに言われるロベスピエールだが、死後の評判は彼の敵と彼から距離を置こうとした人々によって作られたものであって、史料の裏付けはない。むしろ革命の危機を救った上に、革命的暴力の罪を全部被せられて送り雛として流されたスケープゴートという一面が浮かび上がる。歴史ではお馴染みの光景で、日本でも戦後にこれがあった。むろんロベスピエールも聖人ではない。暴力に手を染めてる。だが、穏健派と急進派双方を攻撃しているから、無益な暴力には批判的だった。原理に忠実たろうとしながら、戦略的にも考えた。

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