Books

あなたが世界のためにできる たったひとつのこと -効果的な利他主義のすすめ

ピーター・シンガー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140816929
ISBN 10 : 4140816929
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

シリコンバレーも注目する、
21世紀の倫理的ライフスタイル

あの時、あなたはどこに寄付をしましたか? そのお金が何に使われたかご存知ですか? あなたのおかげで、何人の命が助かりましたか?──。世界をより良い方向に一歩進めようとする、シリコンバレーや欧米の若者たちに注目される「効果的な利他主義」を、その理論的支柱でありムーブメントを牽引する世界的な哲学者が平易に紹介する。理性と共感とテクノロジーを駆使して、効果的に「もっとも多くの命を救う」、21世紀の新しい生き方を始めるための一冊。

【著者紹介】
ピーター・シンガー : 1946年生まれ、オーストラリア出身の哲学者、倫理学者。モナシュ大学教授を経て、現在、プリンストン大学教授。専門は応用倫理学。ザ・ニューヨーカー誌によって「最も影響力のある現代の哲学者」と呼ばれ、タイム誌によって「世界の最も影響力のある100人」の一人に選ばれている

関美和 : 翻訳家。杏林大学外国語学部准教授。慶応義塾大学文学部・法学部卒業。電通、スミス・バーニー勤務の後、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得。モルガン・スタンレー投資銀行を経てクレイ・フィンレイ投資顧問東京支店長を務める。また、アジア女子大学(バングラデシュ)支援財団の理事も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • なかしー

    タイトル通りあなたが世界のためにできる方法や考え方について書いた本。 経済学というお金という指標を駆使して、有効性を評価し、比較困難なジャンル異なる問題同士を比較して、重み付けをするパワフルなやり方をする。 例えば、10万ドル≒約1480万円を寄附するなら、途上国のトラコーマという感染症による失明の治療と地元美術館建設のどっちに寄附する?話があったが、結論として1人の失明治療されて生活が向上する便益は、1000人の訪問者が新館で楽しむ便益を上回ると言及。詳細は本書にて割愛。

  • ころこ

    第2章にある寄付の例が物凄く『プロ倫』ぽいことに驚きます。プロテスタンティズムの精神により、ため込んだ資産を自分で再投資する代わりにより効率よく他に使う。第4章「お金を稼いで世界を変える」はまさにそうです。「収入が多いほど大きな金額を寄付できることも確かです。」「ジムは期限を決めました。あと8年、40歳になったら仕事をやめ、貯まった資産で人助けをする」彼らにとって哲学と倫理にみえるのは、他文化圏にいる我々からみれば宗教の話に聞こえます。本書はこの様な論調で書かれた前半と、批判に応える後半で断絶があるように

  • cape

    ミレニアル世代を中心に起きている新しいムーブメント「効果的な利他主義」。賢明に寄付する先を選択するチャリティーによって、最大の「いいこと」をするということらしい。その事例として手法やそれぞれの考えに触れていく。その行為自体は素晴らしいと思うものの、それが「いいこと」とされ、「効果的な利他主義」とされることには、本書での説教を読んでも違和感が残る。もっとも自分が世界のために何ができているのかと考えると、そんな議論に参加する資格があるのかも怪しい。なかなか興味深く考えさせられた。もっとも思ってたのと違った。

  • sayan

    うーん・・・、ちょっと良くわからなかった。訳者後書き等で、P・シンガーが「あえて」極端なポジションをとっている、等フォローがあるけれど、「効果的な利他主義」とはいっても結局、「どう効率的に金・物品を『与える』か」という話で、今の援助開発(政策でも実務で…自分がその業界にいるからか)の潮流とはずいぶんかけ離れている。本書の読み方を間違っているのかもしれないけれど、「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」というなかで問題を受益者自身が解決する=援助側に参加する、という議論がないので違和感が非常に強かった。

  • paluko

    非常に面白く、刺激的。ただ「国内の貧困よりも世界的にみた最貧層への援助を優先」「ペットレスキューや芸術への援助よりもまず、生存に直接かかわる分野を優先」そして「NPOなどよりも例えば金融機関などで高収入を得てその分多額の寄付活動を行うほうが世界により多くの善を為せる」といった考え方には、まだ言語化できないもやもやが自分の中から湧いてくるのを感じる。第15章「人類の滅亡を防ぐ」はもはや哲学的な思考実験。人類が存続することは是か非か?」ハリウッド映画などで悪役が自分なりの答えをよく提示しているテーマ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items