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桑の文化誌 花と木の図書館

ピーター・コールズ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562059713
ISBN 10 : 4562059710
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

絹、生薬、食用、木材、製紙原料…古代から人間の生活を支え、豊かにしてくれてきた桑。おもな桑の特徴、養蚕の起源と伝播、文化や芸術に与えた影響ほか、中国から世界中に渡った桑の木の驚くべき物語。かラー図版約100点。

目次 : 序章 桑の物語へ/ 第1章 黒、白、赤/ 第2章 桑と絹/ 第3章 忘れられた天使/ 第4章 マルベリー熱/ 第5章 芸術、伝説、文学/ 第6章 さまざまな用途

【著者紹介】
ピーター・コールズ : フリーランスのサイエンスライター、芸術写真家、翻訳家(フランス語から英語)。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジの都市・コミュニティ研究センターで客員指導教官を務め、写真術と都市文化の文学修士課程を担当。2016年に環境保全基金と協力してモルス・ロンディニウムを立ち上げた。これは、ロンドンにある歴史的な桑の木を記録し、保護し、意識を高めるプロジェクトで、2021年にヨーロピアン・ヘリテージ・アワードを受賞した

上原ゆうこ : 神戸大学農学部卒業。農業関係の研究員を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ルーシー

    養蚕の話に興味があり購入。桑の葉の汁液にはアルカロイドが含まれていて、蚕以外の大半の昆虫は死んでしまうという。蚕と桑の葉の結びつきの強さには改めて感心した。絹産業が約2千年をかけて世界を一周し、今また中国が覇権を握っているというのは面白い。養蚕以外にも紙、薬、楽器、家具が作られる。葉から幹、果実までなんでも使える桑の木はまさに万能の木であり、人類のパートナーと言ってもいいのではないだろうか。

  • masoho

    とかく養蚕に流れがちな桑の歴史を、桑そのもので語られていて興味深い。日本の桑についての言及もあるけれど、桑よりは(当然のことながら)マルベリーの話ではある。養蚕のために桑を植えようとして失敗したり、戦争と政治の都合で機織が消えたり現れたりして、植物も十分人間にのったりそったりしている。

  • 茅野

    同シリーズ14冊目。主に蚕蛾や絹との関わりの話で、正に「文化誌」というところで面白かった。 勿論、木材として使われたりもするし、色々な医療的効果もあるそう。でもプリニウス先生、ミミズを耳の中に入れたり歯に塗ったりする治療法はイヤです。 個人的な思い出を語ると、小学生低学年の時、桑の林から実を収穫して、ジャムを作ったことがある。確かに全身真っ赤(真っ黒)になったな。

  • Go Extreme

    桑の物語へ 黒、白、赤: いちばん賢い木 マルベリー ペーパーマルベリー 桑と絹: 養蚕の始祖 生物による錬金術 中国の絹の秘密 桑栽培 養蚕の西方への伝播 西洋の帝国における養蚕 修道僧による密輸 アラビア人の絹交易 忘れられた天使: 古代のブラックマルベリー ローマ人と桑 ムーア人と桑 難民と亡命者の桑 マルベリー熱: 新しい農業の流行 アルプスを越えてフランスへ パリの中心部にある桑 大西洋を渡った桑 すばらしいログワ 日本の養蚕の目を見張るような隆盛 芸術、伝説、文学 さまざまな用途

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