ピエール・ブルデュー

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結婚戦略 家族と階級の再生産 BOURDIEU LIBRARY

ピエール・ブルデュー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784894346055
ISBN 10 : 4894346052
フォーマット
出版社
発行年月
2007年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,314p

内容詳細

ダンスパーティーで踊る相手がいない年配の男たち。独身者数の増大に悩む生まれ故郷ベアルンでの、結婚市場をめぐる調査からプルデュー社会学は誕生する。思想家自身の大きな転機を跡づける、ひとつの知的形成物語。

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読書メーターレビュー

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  • roughfractus02 さん

    1960年代のフランス西南のダンカン(レスキール)を調査した著者は、第一次大戦前後の農村での結婚を例に、個人の合理性に基づく近代が旧社会のシステムを崩壊させる過程を描く。長子相続によって次男以降は相続放棄となる20世紀以前の旧社会の婚姻システムが機能したのは、職業と血縁の結びつきが強く、職業の選択しづらかったからだった。が、選択肢が豊富な都市との交通ができると、農村部では女性がまず都市部へ流れ、長子でも独身者が増加する。その際農村部では、都市部の身振りや言い方の洗練(身体的へクシス)によって差別化が進む。

  • ひろゆき さん

    フランスの田舎の男の独身者達のダンスパーティーでの風景に触発され、なぜ、結婚できないままなのか、そこにはどのような思考が働いているかなどを分析した本。両親が死ななければ自由にならない資産、農業労働が仕草に染み付いていることへの羞恥からくる臆病、慣れ親しんだものでしか考えようとしないことなど。日本の農業後継者の未婚問題と同じだなと感じる。相続は出産、恋愛とともに人の選択でなく、社会の再生産として強制されていることを露にする。

  • machalatte さん

    これだから田舎もんは。って感じで、分析の仕方とか面白くてあっという間に読みました。おすすめ。

  • Tomomi Hori さん

    ブルデューが好きになった。

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