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ウサギ料理は殺しの味 創元推理文庫

ピエール・シニアック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488284022
ISBN 10 : 4488284027
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

レストランのメニューにウサギ料理が載ると若い女が殺される!女占い師と彼女にほどこしを受けるホームレス、ウサギ料理が好きな男、金ではなく高級商店の新入荷品で上客を取る娼婦。絡み合う人間関係。ある日、「ウサギ料理をメニューに載せるな」という脅迫状がレストランに届く。この町に何が起きているのか?とてつもないブラック・ユーモアが横溢する仏ミステリの傑作。

【著者紹介】
藤田宜永 : 1950年福井市生まれ。73年渡仏。帰国後、仏ミステリの紹介、翻訳につとめる。86年に『野望のラビリンス』でミステリ作家としてデビュー。94年、『鋼鉄の騎士』で日本推理作家協会賞、2001年、『愛の領分』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • セウテス

    〔再読〕私立探偵のシャンフィエは、フランスの小さな田舎町で車が故障してしまい、数日間の足留めをくらってしまう。町では若い女性を狙った連続殺人が起きており、名を上げるには丁度良いと調査に乗り出す。やがて木曜日に、レストランで狩人風ウサギ料理が出されると、町の何処かで若い女性が殺されるという事に気づく。遺体の側には必ず扇がひとつ残されており、木曜日→ウサギ料理→扇と、繋がりを紐解こうと頭を絞るけれど。フランスらしいブラックユーモアと言う事なのか、とんでもないカラクリで呆れる事間違いなしだが、再読でも楽しめる。

  • 雪紫

    毎週木曜日、扇と女性の遺体が発見される町。止めるには木曜に狩人風ウサギ料理を出さないこと?そんな脅迫状を送られたコックが元刑事の探偵の勧めもあり従ったところ・・・「な、なんか読む前から大森さんの「Jの神話」の推薦文を引用しても違和感がない予感がするぞ」→「この日常シーンがどう繋がるんだ?しかし下に忠実だな」→「ようやく、ウサギ料理をやめるか。これで平和に・・・」→「え、何これ?」→「???(真相判明前まで)」→「こりゃ解ける訳がない(乾いた笑い)」→その後読了後も乾いた笑いが止まらず。以下、コメにて総括。

  • 紅はこべ

    フレンチラビリンス!

  • goro@the_booby

    「風が吹けば桶屋が儲かる」理論に輪をかけたような事件でありました。元警官で探偵さんが車の故障で滞在を余儀なくされた田舎町で起こってる連続殺人に巻き込まれる。犯人に近づくのに本来の仕事を放りだしクビになってしまう。カトワンゾーのお店で狩人風ウサギ料理が出されると若い女性が殺される。なんとまぁ〜遠大な事件なんでしょうか!終わったのに終わらないブラックな味わいでした。

  • ゆかーん

    可愛らしい表紙からは想像も出来ない、ゲスすぎる内容のお話…。小さな町で女性達が次々に殺されるストーリーに、とても深い謎が隠されているのかと思いきや、その結末はあまりにもお粗末。男女の性的欲求が、満たされないばかりに起こってしまった事件に、溜息ばかりです。何より、登場人物が多過ぎるので、把握するのにも厄介。一人一人の行動を理解できてないと置いてけぼりを食らいそうでした。うさぎ料理に秘められた謎を解くというよりも、人間は、なんて愚かで、本能のままに生きる生き物なのだろうと感じる小説でした。疲れた…。

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