ベートーヴェンの傑作を独自の視点で探究した、グラミー賞受賞アーティストの最新作
《ヴィキングル・オラフソン〜Opus 109: Beethoven・Bach・Schubert》
●現在最も多く聴かれているクラシック音楽家の一人であるアイスランドのピアニスト、ヴィキングル・オラフソンの最新アルバム『Opus 109』がドイツ・グラモフォンより発売されます。世界中で10億回以上という異例のストリーミング再生を記録するアーティストです。2023年にリリースした『ゴルトベルク変奏曲』は世界的成功を収め、グラミー賞を受賞しました。今回のアルバムの中心となるのは、ベートーヴェンの後期を代表する傑作「ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109」。オラフソンは明快で、音楽的にわくわくするような時を越えた対話の中にこの作品を置き、“ピアノ文学”において信頼を集めるこの指針となる作品に収束してゆく流れをたどっています。
●「第30番Op.109に焦点を当てたアルバムから始めることで、どのような経緯でこの作品に至ったのか、それが書かれた1820年頃にどんな出来事が起こっていたのか、そしてそうした過程が他の作曲家たちに与えたかもしれない影響についてなど、気ままに思い巡らすことができました。一番重要なことは、やりたいと思うことを先にやることだと思い、私は自分が聴いてみたいと思うアルバムを創ることにしました」(ヴィキングル・オラフソン)
●「ベートーヴェンのOp.90と並べて演奏し、両曲における驚くほど心地よい2楽章を比較した時、私はシューベルトのD566は断片としてではなく、むしろ完璧に造形された2楽章ソナタとして扱うべきだと確信しました」(ヴィキングル・オラフソン)
●「…彼の卓越した技術は喜びを伝え、あなたを飽きさせない」――『グラモフォン』誌
●「彼の世代の最も魅力的なピアニストの一人」――『ル・ソワール』紙
●「ヴィキングル・オラフソンは驚異的なスピードでたくさんの喜びを届けてくれる」――『フィナンシャル・タイムズ』紙
《LP 1》[Side A]1) J.S.バッハ:前奏曲第9番ホ長調BWV854(『平均律クラヴィーア曲集』第1巻より)、2-3) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調Op.90(第1楽章:Mit Lebhaftigkeit und durchaus mit Empfindung und Ausdruck/第2楽章:Nicht zu geschwind und sehr singbar vorgetragen)/[Side B]1-5) J.S.バッハ:パルティータ第6番ホ短調BWV830(第1曲:トッカータ/第2曲:アルマンド/第3曲:コレンテ/第4曲:エール/第5曲:サラバンド)
《LP 2》[Side A]1-2) J.S.バッハ:パルティータ第6番ホ短調BWV830(第6曲:テンポ・ディ・ガヴォッタ/第7曲:ジーグ)、3-4) シューベルト:ピアノ・ソナタ第6番ホ短調D566より(第1楽章:Moderato/第2楽章:Allegretto)/[Side B]1-3) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109(第1楽章:Vivace ma non troppo – Adagio espressivo/第2楽章:Prestissimo/第3楽章:Andante molto cantabile ed espressivo)、4) J.S.バッハ:サラバンド(フランス組曲第6番ホ長調BWV817より第3曲)
【演奏】ヴィキングル・オラフソン(ピアノ)
【録音】2025年7月、レイキャヴィク、ハルパ・コンサートホール
※180g重量盤、Gatefold仕様
(メーカーインフォメーションより)