CD 輸入盤

ヴァルター・ギーゼキング、ピアノ協奏曲ライヴ集〜ラフマニノフ第3番(メンゲルベルク指揮)、シューマン(ヴァント指揮)、皇帝(ローター指揮)、他(4CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MR2589
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ヴァルター・ギーゼキング、協奏曲ライヴ!
ヴァントとの絶美のシューマン!(モントルー・ライヴ)
メンゲルベルクとのベタベタ・ロマンティックのラフマニノフ。
ベルリン空襲下の高射砲が聞こえる『皇帝』ステレオ録音も収録!


今なお人気の高いギーゼキング。ギーゼキングと言えば新即物主義に則った芸術家と言われますが、ギーゼキングは、ソロ作品では自宅での録音にこだわって妙な音質のLPを遺したりと中中一筋縄ではいかないピアニストです。今回は大巨匠とがっぷり四つに組んだ協奏曲のライヴを集大成しております。実演ではその粒だった美音に迫力が加わり手に汗握るパフォーマンスを存分に楽しめます。
 ドイツ人指揮者の典型ともいえるカイルベルトのゴツゴツした伴奏と対照的な真珠の玉を転がすようなベートーヴェンの第4協奏曲。シューマンの協奏曲は公私ともども仲が良かったヴァントが伴奏。モントルー9月音楽祭ライヴ。既出のケルン放送響盤(1951年演奏)とは異なる演奏です。ヴァントはウィーン・フィルを指揮しバックハウスともスタジオ録音(大衝突してヴァントとウィーン・フィルの関係が破滅したことは有名)しておりますが、手兵ギュルツェニヒ管を締め付けてスタイリッシュで怜悧な美しい音楽を紡ぎだしております。
 『皇帝』はドイツの敗色濃厚になった1945年の1月の試験的ステレオ収録で音質良好。そのマイクの優秀さは空爆の高射砲の音がまざまざと収録されていることでも高名です。
 ブラームスはウルトラ・ドライな解釈で定評のあるロスバウト+南西ドイツ放送響という黄金コンビが伴奏。緊張感というよりも息が詰まるほどの殺伐とした光景がむしろ個性的で並外れた演奏となっております。
 そしてロマン派音楽の権威でロマン的解釈の権化、メンゲルベルクの伴奏を得た3曲。フランクの交響的変奏曲もスケール極大の大協奏曲といった趣で、完璧にロマン音楽にシフト。ピアノと指揮者の主情のぶつかり合いが鮮烈です。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番では、第2楽章の打楽器の効果的な追加にびっくり。ピアノ協奏曲第3番でも、第3楽章でも同様の仕掛けが功を奏し、背筋が凍るほどの衝撃です。メンゲルベルクが指揮棒で指揮台を気短に叩く音、ギーゼキングのピアノの見事さに思わず「Bravissimo」と呻く様な呟きも見事に収録されており臨場感満点の名ライヴです。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58

 ヨゼフ・カイルベルト指揮、ケルン放送交響楽団
 録音:1953年9月14日、ライヴ

● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
 ギュンター・ヴァント指揮、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
 録音:1953年9月、ライヴ(モントルー・フェスティヴァル)

Disc2
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』

 アルトゥール・ローター指揮、ベルリン放送管弦楽団
 録音:1945年1月23日、ステレオ録音

Disc3
● ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15

 ハンス・ロスバウト指揮、南西ドイツ放送交響楽団
 録音:1950年1月

● フランク:交響的変奏曲 嬰ヘ短調
 ウィレム・メンゲルベルク指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 録音:1940年10月31日、ライヴ

Disc4
● ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18

 ウィレム・メンゲルベルク指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 録音:1940年10月31日、ライヴ

● ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
 ウィレム・メンゲルベルク指揮、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 録音:1940年3月28日、ライヴ

 ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)

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ギーゼキングは50年代のEMIへのスタジオ録...

投稿日:2018/05/09 (水)

ギーゼキングは50年代のEMIへのスタジオ録音で平明、玲瓏等のイメージをつくり、それが新即物主義(元々は美術や文学から発したが、音楽では楽譜に忠実などと矮小化された)とかいうレッテルを貼られた演奏家になってしまったが、実はそれ以前はスタジオ録音でももっと濃厚な演奏をしたし、ライブではかなりロマンティックでアクロバティックですらある演奏をした。このアルバムではメンゲルベルクとの二曲のラフマニノフがそれにあたる。ともに三楽章の最後で盛り上がる所、派手なグリッサンドとかで大向こうをを唸らせる演奏。フランクも曲が曲だけにそこまで崩したりはしないが、こってりした味があって、メンゲルベルクも好サポート。これでも少し音が良くてへボウのへボウの分厚い美音が聞けたらなぁとは思うけど、ないものねだりか。ベートーヴェンの二曲は4番がカイルベルトの無骨なバックを得て良いし、「皇帝」はごく初期のステレオで有名だが、レンジこそ狭いものの意外に良好な音質。10年後のEMIでのガリエラとのスタジオのステレオ盤よりもかえって奥行きのある音だと思います。ブラームスは1番はこれしかないと思うけれども、なかなかの名演。ただ、超絶テクニックの名手として知られている割にはこれらの吹き込みでは、全般的にミスタッチはかなりある。気になる人には問題かもれ知れない。でも後年のイメージと違ったギーゼキングを協奏曲のレパートリーで聞けるのはごく貴重だと思う。

mari夫 さん | 東京都 | 不明

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