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Eugene Istomin : The Concerto & Solo Recordings (12CD)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
88875026172
Number of Discs
:
12
Format
:
CD
Other
:
Limited,Import

Product Description


ユージン・イストミン/コンプリート・コンチェルト&ソロ・レコーディングズ(12CD)
世界初発売音源10曲収録


アメリカのピアニスト、ユージン・イストミン[1925-2003]の生誕90年を記念し、イストミンが1945年から1969年にかけてコロンビアに残した協奏曲と独奏曲の全録音をCD12枚に集大成したボックス・セット。
 オリジナル・アナログ・マスター(一部ディスクを含む)からの最新リミックスおよびリマスタリングにより、LP初期のコロンビア・レコードならではの鮮明なサウンドを実現。また各ディスクは、オリジナル・ジャケット・デザインを使用した紙ジャケットに封入、レーベル面もLP時代のデザインを再現しています。また、オールカラーのブックレットには、ジェド・ディストラーによる英文エッセイと、詳細な録音データ、未発表写真などが掲載される予定です。

【収録内容】
イストミンは、スターンとの二重奏やトリオで有名で、室内楽奏者としての卓越した手腕が高く評価され、数多くのレコーディングもおこなわれましたが、当ボックスでは、これまであまりクローズアップされてこなかったソリストとしてのイストミンのレコーディングを数多く収録しています。
 19歳の時にアドルフ・ブッシュと共演したバッハのピアノ協奏曲第1番に始まり、パブロ・カザルスと共演したバッハのブランデンブルク協奏曲第5番(ヴァイオリンはシゲティ)、モーツァルトのピアノ協奏曲第14番、ショパンの夜想曲全曲、ブラームスのヘンデル・ヴァリエーションなどのモノラル期の演奏は、若きイストミンの才能を刻印しています。ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団との共演では、ベートーヴェン第4番、第5番『皇帝』、ショパン第2番、ブラームス第2番、チャイコフスキー第1番、ラフマニノフ第2番が収録されており、シューマンのピアノ協奏曲では最晩年のブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団が花を添えています。
 さらに注目されるのは、ディスク11〜12に収録された世界初発売となる音源10曲で、イストミン絶頂期のピアニズムを堪能することができます。

【ユージン・イストミン・バイオグラフィ】
1925年11月26日、ニューヨーク生まれ。両親はナイトクラブの歌手だったロシア人。アレクサンダー・ジロティの娘、クリエナ・ジロティにピアノを学ぶ。12歳でカーティス音楽学校に入学し、ルドルフ・ゼルキンとミエチスワフ・ホルショフスキに師事。17歳でレーヴェントリット賞とフィラデルフィア青年賞を受賞し、フィラデルフィア管弦楽団およびニューヨーク・フィルとの共演を同じ週に行ないステージ・デビュー。1950年、25歳の時には、カザルスが主宰するプラド音楽祭に最年少のアーティストとして出演し、カザルスとの生涯にあわたる友情を確立する(カザルス没後の1975年にはカザルス未亡人のマルタと結婚)。1955年にはスターン、ローズとのピアノ・トリオを結成。1988年には、自分自身のピアノを格納できる特注のトラックとともに4カ月にわたる北米30都市でソロ・リサイタル・ツアーを敢行し、大きな話題となった。(SONY)

【収録情報】
Disc1
● J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052

 アドルフ・ブッシュ(指揮)ブッシュ・チェンバー・プレイヤーズ
 録音:1945年4〜5月

● J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050
 ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
 ジョン・ウンマー(フルート)
 パブロ・カザルス(指揮)プラド祝祭管弦楽団
 録音:1950年6月

● J.S.バッハ:トッカータとフーガ ホ短調
 録音:1950年7月

● モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番変ホ長調 K.449
 パブロ・カザルス(指揮)ペルピニャン音楽祭管弦楽団
 録音:1951年7月

Disc2-3
● ショパン:夜想曲全集(全19曲)

 録音:1955年1、2、9月

Disc4
● ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18

 ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
 録音:1956年4月

Disc5
● ブラームス:3つの間奏曲 Op.117

 録音:1957年9月

● ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調
 録音:1951年3月

Disc6
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』

 ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
 録音:1958年1月

Disc7
● チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23

 ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
 録音:1959年4月

Disc8
● ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21

 ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
 録音:1959年11月

● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
 ブルーノ・ワルター(指揮)コロンビア交響楽団
 録音:1960年1月

Disc9
● ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83

 ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
 録音:1965年2月

Disc10
● ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調 Op.56

 アイザック・スターン(ヴァイオリン)
 レナード・ローズ(チェロ)
 ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
 録音:1964年4月

● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
 ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
 録音:1966年12月

Disc11
● シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850

 録音:1969年6、9月

● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53
 録音:1959年12月(世界初発売)

Disc12(世界初発売)
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』〜第2楽章

 録音:1960年4月

● ショパン:夜想曲第5番嬰ヘ長調 Op.15-2
 録音:1966年3月、1967年4月

● ショパン:ポロネーズ 変イ長調『英雄』
 録音:1967年4月

● ドビュッシー:『亜麻色の髪の乙女』
● ドビュッシー:『月の光』

 録音:1968年3月

● メンデルスゾーン:無言歌『5月のそよ風』 Op.62-1
 録音:1966年3月、1967年4月

● シューベルト:即興曲 Op.90, D.899〜第2番、第3番
 録音:1967年4月

● ストラヴィンスキー:ピアノ・ソナタ
 録音:1966年3月、1967年4月

 ユージン・イストミン(ピアノ)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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前略。ずいぶん何度もこのレコードを聴いた...

投稿日:2016/05/11 (水)

前略。ずいぶん何度もこのレコードを聴いた。イストミンの演奏には - おおかたのイストミンの演奏がそうであるように - 派手なところはほとんどない。中庸的というか、ちょっと後ろに身を引いて、ひずみのない音楽世界をそのまま前に出してくるタイプの演奏である。でもそういう演奏のあり方が、不思議なくらいぴったりとこの曲に向いていた。地味ではあるけれど、教科書的というのではないし、心のこもった穏やかさのようなものがそこにはあった。そのレコードを繰り返し聴いているうちに、ニ長調ソナタにすっかり夢中になってしまったのだ。今でもときどきこのイストミンの演奏を聴くけれど、姿勢のいい演奏だなあといつも関心する。中略。もっともこのイストミンの演奏は世間的にはあまり評判にはならなかったようで、それ以来レコード屋で見かけたことがないし、CDで再発になったという話も聞かない。後略。「意味がなければスイングはない」シューベルト「ピアノソナタ第17番ニ長調」D850(村上春樹)から無断で転記させていただきました。

タッチ さん | 福岡県 | 不明

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