CD 輸入盤

グリゴリー・ソコロフ〜ベートーヴェン、ブラームス、モーツァルト(2019年ライヴ)(2CD+DVD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4836570
組み枚数
:
2
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
DVD付き,輸入盤

商品説明


『音楽の魔術師』によるピアノ・ソロのライヴ・アルバム。CD2枚組+DVD

最後の録音から3年、グリゴリー・ソコロフは大成功を収めた2019/20年のツアーからのライヴ録音による2枚組のアルバムを発売します。ベートーヴェンの初期(第3番)と後期(第27番と第32番)、ブラームスの晩年のピアノ小品 Op.118と119を中心にこの「音楽の魔術師」はヨーロッパ中の観客と批評家たちを虜にしました。DVD付き。
 グリゴリー・ソコロフは1950年生まれ、1966年のチャイコフスキー国際コンクールで16歳で優勝したロシアの偉大なピアニストです。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
ベートーヴェン:
1. ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3
2. 11のバガテル Op.119

Disc2
1. ブラームス:6つの小品 Op.118
2. ブラームス:4つの小品 Op.119
3. シューベルト:即興曲 第2番変イ長調 Op.142, D.935
4. ラモー:組曲ト長調より第14曲『未開人』
5. ブラームス:3つの間奏曲 Op.117より第2曲
6. ラモー:組曲ホ短調より第5曲『鳥のさえずり』
7. ラフマニノフ:前奏曲 Op.32より第12曲嬰ト短調
8. シューベルト:アレグレット ハ短調 D.915
9. ドビュッシー:前奏曲集 第1巻より第6曲『雪の上の足跡』

DVD
1. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第15(16)番ハ長調 K.545
2. モーツァルト:幻想曲 K.475
3. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
4. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
5. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
6. シューベルト:楽興の時 D.780より第1番ハ長調
7. ショパン:2つの夜想曲 Op.32
8. ラモー:『コンセール用クラヴサン曲集』よりL'Indiscrete
9. シューマン:アラベスク Op.18
10. ドビュッシー:前奏曲集 第2巻より第10曲『カノープ』

 グリゴリー・ソコロフ(ピアノ)

 ライヴ録音:
 2019年6月20日、スペイン、Zaragoza Auditorium、モーツァルト・ホール(Disc1:1、Disc2:6,7)
 2019年6月14日、ドイツ、ヴッパータール、Historische Stadthalle(Disc1:2、Disc2:9)
 2019年8月8日、イタリア、ラッビ、Church of Bernardo(Disc2:1-5,8)

 DVD:2019年制作


ユーザーレビュー

総合評価

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複数の会場でのライブを寄せ集めてアルバム...

投稿日:2020/05/22 (金)

複数の会場でのライブを寄せ集めてアルバムを作る際、一昔前のDGであれば、サウンドを出来るだけ均一に揃えるべく、後付けエコーも辞さない過剰ともいえる編集が行われたものだが、今や、曲間の暗騒音こそ違和感なくつなげてはいるものの、収録場所毎のサウンドの違いには手が加えられていない。スペイン及びドイツでの収録では、ホール最前席で聞くような距離感で、ピアノのサウンドはクリアで客席ノイズもたっぷりと収録されているが、ワインヤード型の新しいホールで収録されたスペインライブでは、やや高域が細身でメタリックな傾向が強いのに対して、シューボックス型の歴史的ホールで収録されたドイツライブは低域の量感が増し、高域もマイルドであり、両者の違いは結構大きい。もう一か所のイタリアライブは、石造りの教会で行われているが、長い残響で直接音がマスキングされることを避けるため、ピアノに近接したマイク主体でミキシングされており、ピアノの真ん前で聞くような距離感で、音色は中音域がカマボコ型に膨らみ、客席ノイズも遠く、前二者と比較すると全く異質のサウンドだ。 本来であれば、マイクが拾ったサウンドを極力そのままの状態で製品化することは、録音品質上は非常に好ましく、ソコロフの変幻自在なタッチとダイナミクスの変化を、リスニングルームで居ながら体験できるのは極めて貴重でありがたい半面、今回のような「寄せ集めアルバム」では、曲毎に音が異なるというデメリットもある。ベートーベンのソナタ、バガテル、ブラームスの小品集でそれぞれ音が変わるのはまだ許せるが、後半のアンコールでコロコロ変わるのは素直に喜べないことも事実だ。 曲集又は曲毎の終わりに拍手を入れているので、制作サイドとしては、一晩の演奏会の再現を意図したと思われるが、それならせめて昔のようにサウンドの統一性も考慮してほしいところだ。(昔のCBSのホロヴィッツのアルバムがこういう造りだったので、ソコロフの神格化もホロヴィッツの域に達したということかもしれないが)。 ちなみに、今回はソコロフとしては初のハイレゾ音源も同時配信されている。ハイレゾ再生は、ミクロディテールの再現性においてCDを遥かに凌駕しており、早いパッセージでの爪音や、ペダルを踏むときの超低域ノイズがより明瞭に聴き取れる上、聴衆の咳やホールの暗騒音までもが非常に生々しく感じられる。CDには付録のDVD画像データ無しで5,000円という値段には疑問符がつくが、ここはヨーロッパまで生を聴きに行くことを考えれば安い出費だと考えるべきで、CD&DVDを既に購入されたソコロフファンにとってはマストバイだ。

meji さん | 神奈川県 | 不明

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  2019年のライヴ(DVD映像の方は2017...

投稿日:2020/05/17 (日)

  2019年のライヴ(DVD映像の方は2017年)が2020年にリリース。今までの中でもっとも「最新」の状態でのリリースは非常に喜ばしい。CDもDVDもソコロフのベストショットが収められていると思う。ちなみに紹介レビューにある「音楽の魔術師」という紹介はあまりしっくり来ていない。せめて「音楽の哲人」などの方が彼の演奏に合っている気がする…。   CDはベートーヴェン最初期のソナタと最後のピアノ・ピースという対照的な前半、後半はブラームスの最後の小品集でまとめられた興味深いプログラム。特に面白いなと感じたのはベートーヴェンのバガテルOp.119。装飾や細工はせずざっくりした弾き方は、ソナタOp.2-3の後だけに何やら禅問答をしているような印象。訥々と弾きこんでいくソコロフらしい演奏と思う。   後半のブラームスも、スケールの大きさと繊細なピアニズムという両極にありそうな要素を一体化した凄い演奏に仕上がっていると感じた。私はこれらの曲集を作曲者の「老境の諦観とノスタルジー両方の問わず語り」を芸術に昇華した作品と考えているが、ソコロフの演奏からブラームスの感情の高ぶりやふとした独り言、つぶやきが聞こえてくるような錯覚をおぼえた。   DVDはCDと違う曲目なのでひとつのアルバムで2回愉しめるパッケージ。モーツァルトはチャーミングなK.545(リピート時の装飾も小粋)、端正な彫り込みのK.475&457は他の奏者と違う味わいを愉しめた。後半プログラムのベートーヴェンでは、Op.90でおおらかに喜びを歌って、一度ステージをさがってからOp.111へいくと思っていたら拍手もはさませずすぐさまOp.111へ。これはすごいやり方と感じた。   普通なら一度集中し直してOp.111という高峰に向き合うところだろう。ところがソコロフのやり方によって、Op.90 第2楽章での喜びの謳歌からいきなりOp.111冒頭で奈落の底にたたき落とされるような衝撃を受けた。そしてOp.111の第2楽章では、全身が傷つき深く苦悩しながらも時間をかけて(他の演奏と比べてもかなりじっくりと弾き進んでいる)立ち上がり歩いていこうとするベートーヴェンの確固たる意志を感じた。 あくまでも私個人が聴いたうえでの解釈だが、どの曲をとっても「ただ曲を聴く」とならず、「曲を通して作曲者の哲学や人生を考えさせる」ところにいざなうところがソコロフを聴く醍醐味かと思ったりしている。   2020年は新型コロナウィルス禍で国籍・職業・身分を問わず苦難の年となってしまった。そんな中で聴いたせいか、ベートーヴェンのOp.111をはじめとしたソコロフの演奏に感じ入るところが多いのかもしれない。もちろん、そんな時に音楽を聴くなどお気楽だという意見もあるかもしれないが、芸術で少しでも心に光をともす事も大切ではなかろうか。そこで皆さんにも聴いていただきたくおすすめする。そして皆で立ち上がって歩いていきたいと切に祈る。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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