シュプーレンズーヘ(痕跡の探索)
後期ロマン派の影響を受けていたクロアチアの作曲家ドーラ・ペヤチェヴィチ[1885-1923]、歌手や音楽教師としても活躍しベルリンやライプツィヒなどで評価を得たドイツの作曲家ソフィー・ヴェステンホルツ[1759-1838]、そしてフェミニストとしても活躍し19世紀後半の女性作曲家のパイオニアのひとりであるイギリスのエセル・スマイス[1858-1944]。3人の全く異なる女性作曲家が書き、長い間忘れ去られていた魅力的なピアノ・ソナタを再発見。
18世紀から20世紀の女性作曲家の作品に注力してきたドイツのピアニスト、キーラ・シュテッケヴェーは、世界初録音となるヴェステンホルツのソナタ、そしてペヤチェヴィチとスマイスのソナタのために、クロアチア、イギリス、ドイツの様々なアーカイヴからオリジナルの資料を集め、原曲の再現に努めています。(輸入元情報)
【収録情報】
● ペヤチェヴィチ:ピアノ・ソナタ 変ロ短調 Op.36
● ヴェステンホルツ:ソナタ ハ短調
● スマイス:ソナタ 嬰ハ短調
キーラ・シュテッケヴェー(ピアノ)
録音時期:2020年4月
録音場所:ライプツィヒ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【Kaleidos】
サウンド・エンジニアであり音楽プロデューサーでもあるイェンス・F.マイヤーによって2007年に設立されたドイツのレーベル「Kaleidos(カレイドス)」。メイン・シリーズの「エディション・カレイドス」では、古典派・ロマン派の有名な作品から、あまり知られていなかった作品、20世紀や前衛的な作曲家たちの作品まで、幅広いクラシック・レパートリーのアルバムをリリースするほか、ニューミュージック、ワールドミュージック、子どものためのクラシックなどのエディションも作成しています。厳選されたコンセプチュアルなプログラム制作からこだわりの録音まで、企画、音楽制作、編集、デザイン、マーケティングなど各分野でアーティストとプロデューサーが密接に連携し、高品質な演目、演奏、録音、パッケージを包括して提供します。(輸入元情報)