Oda Voltersvik : Nordic Unrest

北欧の不安

ノルウェー人ピアニスト、オーダ・ヴォルテシュヴィークが、エドヴァルド・グリーグ[1843-1907]とアイルランドの作曲家アトリ・ヘイミル・スヴェインソン[1938-2019]の作品を演奏します。グリーグとスヴェインソンには1世紀の隔たりがありますが、不安と音楽詩を融合させる才能において共通しています。グリーグはあまり知られていない傑作と人気曲である『抒情小曲集』を、スヴェインソンはアイルランドの精神を伝える作品を収録しています。
　オーダ・ヴォルテシュヴィークの演奏や音楽性は、著名な指揮者マリオス・パパドプーロスによって「素晴らしい感受性と美しい音色を持つピアニスト（中略）オーケストラの質感を鮮やかに表現するタッチ、激しく難しいピアノ曲に容易に取り組むテクニックを持っている」、ピアニストのガブリエレ・バルドッチによって「素晴らしい楽器コントロールと天性の音楽感覚を持つ音楽家」と称賛されています。カーネギー・ホール、ウィグモア・ホールなどの名門ホールで演奏活動を行い、緻密なプログラミングと北欧のレパートリーへの深いこだわりで知られています。（輸入元情報）

【収録情報】
グリーグ：
● アジタート EG 106
● 25のノルウェー民謡と舞曲 Op.17〜第12曲『ソルファーイェル（美しい太陽）と蛇の王様』
● 抒情小曲集 Op.43〜第4曲『小さな鳥』
● 抒情小曲集 Op.43〜第6曲『春に寄せて』
● 抒情小曲集 Op.68〜第4曲『山の夕べ』
● 抒情小曲集 Op.54〜第3曲『小人の行進』
● 嵐雲 EG 110

スヴェインソン：
● 石の歌（抜粋）
　No.1, Maestoso
　No.4, Amoroso e cantabiile
　No.5, Con Anima (Nocturno)
　No.7, Flebile
　No.8, Appassionato
　No.9, Amoroso
　No.10, Brilliante
　No.11, Quieto
　No.12, Excessive Rubato
　No.13, Rigoroso
　No.14, Agitato

グリーグ：
● バラード ト短調 Op.24

　オーダ・ヴォルテシュヴィーク（ピアノ）

　録音時期：2024年8月5-7日
　録音方式：ステレオ（DXD 24bit/352.8kHz）