底知れぬ広がりを見せる音楽性、それを鮮やかに伝えるピアニズムが凝縮!
京都出身、フランスを中心にヨーロッパで高い評価を得る期待の若手ピアニスト、深見まどかのセカンド・アルバム。
ヴィルトゥオーゾ・ピアニストであったリストやブゾーニの作品、さらに超絶技巧と複雑なリズムを特徴とするヒナステラのピアノ・ソナタを収録し、彼女の幅広い音楽性とそれを実現する高度な技巧が見事に昇華されたプログラムです。(輸入元情報)
【収録情報】
● リスト:ダンテを読んで〜ソナタ風幻想曲 S.161
● リスト:ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲第3番 S.141-3)
● ブゾーニ:エレジー第1番『転機のあとに』
● ブゾーニ:エレジー第4番『トゥーランドットの居間(間奏曲)』
● ヒナステラ:ピアノ・ソナタ第1番 Op.22
● バッハ=ブゾーニ:コラール前奏曲『主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる』 BWV.639
深見まどか(ピアノ)
録音時期:2018年6月23日
録音場所:フランス、パッサヴァン・アコースティック・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【深見まどか ピアノ】
京都で生まれ育ち、東京藝術大学音楽学部付属音楽高等学校、同大学音楽学部を経て、パリ国立高等音楽院修士課程ピアノ科、古楽科、室内楽科を、審査員満場一致の首席で卒業。パリ・エコールノルマル音楽院コンサーティストディプロマ取得。また、アブデル・ラーマン・エル=バシャの勧めによりベルギー・エリザベート王妃音楽大学のアーティスト・イン・レジデンスを3年間務めた。
2015年、ロン・ティボー・クレスパン国際コンクールピアノ部門で第5位に入賞し、最優秀ラヴェル作品演奏賞を受賞。さらに2017年にはブゾーニ国際コンクールのファイナリストとなり、最優秀現代音楽作品演奏賞を受賞した。幅広い時代のレパートリーを得意とし、フランスを中心に、ヨーロッパで高い評価を得ている。
また、ピアニストのマリア・ジョアン・ピリスからその実力を賞賛され、彼女とともにポルトガル・ソウザ大統領の前で行った演奏は、大きな成功を収めた。
これまでに、パリ室内管、ポルト国立管、フランス・パドルー管、ベルギー王立ワロニー管、イタリア・バーリ市立管、東京フィル、芸大フィル等と、指揮者はエイドリアン・リーパー、フランク・ブラレイ、阿部加奈子、湯浅卓雄、西本智実、角田鋼亮らと共演している。
国内では、2012年に第22回青山音楽賞新人賞を受賞。銀座ヤマハコンサートサロンで「ドビュッシー:ピアノ作品全曲演奏チクルス」(ヤマハミュージックジャパン主催)を成功させたほか、2015年からはピリオド楽器を使ったリサイタルとして、京都「平野の家 わざ 永々棟」にて、「エラールピアノを愛した作曲家たち」シリーズを毎年継続している。
能楽等、他芸術とのコラボレーションとして、2020年は、美術家の大舩真言と共に「Depth of Light 美術×ピアノ×現代音楽」の企画制作と配信を行う。ロームシアター メインホールにおける、坂田直樹の新作の世界初演は、高い評価を得た。
また、2021年3月には、NHK-Eテレ「クラシック音楽館」にて東京フィルと共演。松平頼則「主題と変奏」のソリストをつとめ、注目された。
これまでに、ピアノを椿久美子、戎洋子、林佳勲、田村安佐子、角野裕、東誠三、上田晴子、ジョルジュ・プルデルマシェ、マリアン・リビツキー、菅野潤、ミシェル・ベロフ、アブデル・ラーマン・エル=バシャ、マリア・ジョアン・ピリスに、フォルテピアノをパトリック・コーエン、室内楽をイタマール・ゴラン、ケネス・ワイスに師事。(輸入元情報)