Francis Poulenc: Plays Poulenc & Satie

フランシス・プーランク／プレイズ・プーランク＆サティ

プーランクの卓越したピアニストとしての技量を伝える1枚。サティはコロンビアのLP、自作の『オーバード』は同SPから復刻したもので、いずれも過去にCD化されたことのあるものですが、ここでは冒頭に収録された『2台のピアノのための協奏曲』に注目です。
　同じ顔合わせによる1962年4月のセッション録音（EMI/Warner）が名盤として知られていますが、ここに収録されたのは1962年12月1日に行われた演奏会の音源で、今回が初CD化。フランスの映像作家マルセル・ブリュワルが制作した「Les secrets de l'orchestre（オーケストラの秘密）」という映像に収められていたものです。モノラルながらピアノの音を粒立ちよくとらえており、プーランクらしい精彩に富んだ演奏を楽しむことができます。演奏自体はセッション録音盤との大きな違いは聴かれませんが、この類まれなコンポーザー・ピアニストが心臓発作で急死する2か月前の演奏としても非常に貴重な音のドキュメントということが言えます。（輸入元情報）

【収録情報】
プーランク[1899-1963]：
01. 2台のピアノのための協奏曲 FP.61
02. 3つの無窮動 FP.14a
03. 夜想曲 ハ長調 FP.56-1
04. フランス組曲 FP.80b

サティ[1866-1925]：
05. 自動記述法
06. ジムノペディ第1番
07. サラバンド第2番
08. グノシエンヌ第3番
09. 最後から2番目の思想
10. 太った木製人形のスケッチとからかい

プーランク：
11. ピアノと18楽器のためのオーバード FP.51a

　フランシス・プーランク（ピアノ）
　ジャック・フェヴリエ（ピアノ：01）
　フランス国立放送管弦楽団（01）
　ジョルジュ・プレートル（指揮：01）
　コンセール・ストララム管弦楽団（11）
　ワルテル・ストララム（指揮：11）

　モノラル録音：
　1962年12月1日　パリ、Maison de la Radio／ライヴ（01）
　1950年2月10,11日　ニューヨーク、CBS 30th Street Studio（02-10）
　1930年1月20,22日　パリ、シャンゼリゼ劇場（11）
　初CD化（01）
　収録時間：80分