ビル クロウ / 村上春樹

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ジャズ・アネクドーツ 新潮文庫

ビル クロウ / 村上春樹

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102181126
ISBN 10 : 4102181121
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2005
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

ベーシストにしてモダン・ジャズ界の語り部のビル・クロウがジャズ・ミュージシャン裏話を集大成。マイルズ・デイヴィスがプロモータを屈服させた一言、ビリー・ホリデイがバンド・バスの中で大もうけした顛末、ベッシー・スミスが南部でKKKを撃退した逸話、ルイ・アームストロングがライバルをノックアウトしたエピソードなど、まさしく黄金時代のアネクドーツ(逸話集)。

Content Description

ベーシストにしてモダン・ジャズ界の語り部のビル・クロウがジャズ・ミュージシャン裏話を集大成。マイルズ・デイヴィスがプロモータを屈服させた一言、ビリー・ホリデイがバンド・バスの中で大もうけした顛末、ベッシー・スミスが南部でKKKを撃退した逸話、ルイ・アームストロングがライバルをノックアウトしたエピソードなど、まさしく黄金時代のアネクドーツ(逸話集)。

目次 : ワイルド・シーン/ 始まり/ ピアノ/ 先生と生徒/ 雇用と解雇/ マネージャー、エージェント、ボス/ 演奏旅行/ アレンジャーとアレンジメント/ カッティング・コンテスト/ お洒落なジャズ・ミュージシャン〔ほか〕

【著者紹介】
ビル・クロウ : 1927年アメリカ西海岸生れ。ジャズ・ベーシスト。’50年代からニューヨークに移り、スタン・ゲッツやジェリー・マリガンのレギュラー・ベーシストとして活躍した。ジャズ評論も手がける

村上春樹 : 1949年京都府生れ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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著者はジャズマンとしては決して歴史に名を...

投稿日:2021/07/01 (木)

著者はジャズマンとしては決して歴史に名を残すようなビッグネームではないが、主にセッションマンとして長いキャリアを生きた人物であり、その類い希な記憶力により、本書のようなジャズの歴史上のこぼれ話を執筆している。著者はジャズのメインストリームで活躍していた人物ではないので、所謂ジャズジャイアントに関連する話はそこまで出てくるわけではないが、長きにわたりプレイヤーとして前線にいたこともあり、他の本では語られないような美味しい面白い小話が読める。読み切りの短編集となっているので、ジャズに興味のない人も暇つぶしになるのではないだろうか。

青のサボイア さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Dai(ダイ)

    偉大なジャズプレイヤーたちの様々な逸話集。有名人ほど破天荒で面白い。なかでも、チャーリー・パーカーの天才ぶりはスゴい。彼の音楽を聴きながら読んだ。それにしても麻薬とミュージシャンの縁は切れないものなのか?残念なのは知らないプレイヤーがたくさんいることと、知識の無さで笑えないジョークが度々出てくること。

  • 田氏

    遅刻魔、粗暴、悪戯好き、自己中、借金癖、アルコール依存、どケチ、ヤク中…ジャズに限らないが、つくづくミュージシャンの逸話とは、よくぞこれだけポンコツ属性ばかり並ぶものである。ただし、あくまでもポンコツであって、機能すらしないガラクタではないことに留意されたい。ギアもピストンもガタガタで、煙を吹いて止まったり火を吹いたりしながらもなんとか動いている。なのに、そこらのおとなしいマシンには真似できない、輝かしいはたらきを見せる。これこそ愛すべきポンコツの真髄なり。人類よポンコツたれ。ボーイズビー・ポンコシャス。

  • ドン•マルロー

    たくさんのジャズミュージシャンたちの裏話を集めた逸話集。語り部ビル・クロウは、スタン・ゲッツやジェリー・マリガンとプレイしていたジャズ・ベーシストでもある。翻訳は村上春樹。最適任者の共演といっても過言ではない一冊だ。「たいていのジャズ・ミュージシャンは笑うのが大好きだ」と前書きにある通り、収録される逸話はどれもユーモアに溢れたものばかり。面白い話はいくつもあったが、個人的にはアート・ブレイキーとソニー・ロリンズの逸話が特に印象に残った。"チュニジアの夜"と"St.Thomas"が無性に聴きたくなった。

  • さだぼう

    やんちゃなジャズミュージシャン達、まつわる数多の逸話、同じくベースマンであるビル・クロウ氏が教えてくれた。いかした和田誠氏のイラストが語る。彼等の矜持とか信念は勿論のこと、酒豪にジャンキー、悪戯好き、強靭な精神、大食漢、どうしょうもなくケチだったりお茶目だったり。英訳者としても特筆すべき村上春樹氏は「ジャズを聴きたくなれば幸いだ」と控えめに結んでいるが…もちろん聴きたくなったさ、今すぐに!!

  • ライム

    村上本に頻出するJAZZ、その良さを理解するため聴き始めて十数年、本書も楽しめるようになった。過去に抱いたJAZZに対するイメージ、真面目で大人っぽく、かつ気取ってて技術がイヤミったらしい…でも本書を読めば全然違うと判る。例えばライブの対バンの話、先に出たサッチモが見事に吹いて聴衆の喝采を得れば、次のバンドは有名曲で盛り上げ意地でも張り合う、さらに次のバンドは手練手管の必死の演奏の合間に、ベース奏者が川にダイブ。負けん気もさらけ出せる、親しみ易い音楽だね。

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