ビル クロウ / 村上春樹

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さよならバードランド あるジャズ・ミュージシャンの回想 新潮文庫

ビル クロウ / 村上春樹

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102181119
ISBN 10 : 4102181113
Format
Books
Publisher
Release Date
February/1999
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

モダンジャズの黄金時代、ベース片手にニューヨークを渡り歩いた著者の自伝的交遊録。パーカー、エリントン、マイルズ、モンク等の「巨人」たちからサイモンとガーファンクルに到るまで、驚くべき記憶力とウィットにとんだ回想の中で、歯に衣着せぬ批評の眼がきらりと光る。訳者村上春樹が精魂傾けた巻末の「私的レコード・ガイド」は貴重な労作である。

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著者はジャズマンとしては決して歴史に名を...

投稿日:2021/07/01 (木)

著者はジャズマンとしては決して歴史に名を残すようなビッグネームではないが、主にセッションマンとして長いキャリアを生きた人物であり、その類い希な記憶力により、本書のようなジャズの歴史上のこぼれ話を執筆している。著者はジャズのメインストリームで活躍していた人物ではないので、所謂ジャズジャイアントに関連する話はそこまで出てくるわけではないが、長きにわたりプレイヤーとして前線にいたこともあり、他の本では語られないような美味しい面白い小話が読める。ただし本書は著者の自叙伝の形をとっているのだが、彼自身は基本は地味な活動をしているため自ずとストーリーも地味であり、正直なところ彼の人生(そして音楽)に興味の無い者としては読んでいて退屈な箇所があることは否めない。ジャズに興味のない人には読んでいて辛いものがあると思う。

青のサボイア さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kazi

    村上春樹さんの翻訳ということで読んでみました。著者のビル・クロウはスタンゲッツやジェリーマリガンのバンドを渡り歩いたベーシストです。次から次へと軽妙な語り口で飛び出すジャズ界隈の小話が非常に小気味いい。軽い笑い話がほとんどだが、スタンゲッツがドラッグを決めるシーンなどは真に迫るものがありました。楽しさという点で、なかなか良い作品だったので、著者のもう一つの作品「ジャズアクネドーツ」も読んでみようと思います。

  • 抹茶モナカ

    長くジェリー・マリガンのバンドにいたビル・クロウの自伝。ジャズ関連本なので、読んでみた。ビル・クロウの演奏とは聞き分けられないけど、我が家のジャズのCDの中に、おそらく、彼の演奏するCDもあるのだろう。ジャズの盛んな時期に、ど真ん中でジャズを演奏していたミュージシャンの本なので、こぼれ話が面白いのは当然として、空気感も伝わって来て楽しい。巻末の村上春樹さんのレコード・ガイドも面白くて、欲しいCDが増えた。和田誠のポートレイトも格好良い。

  • さだぼう

    50年代、60年代におけるモダンジャズ黄金時代の追想録。著者は2冊目だが、最初出会った「ジャズアネクドーツ」の方が後の翻訳のようだが出版は先。そしてお茶目なジャズメンらの奇想天外な振る舞いの数々がここにも。さらに哀愁を呼ぶ和田誠氏のイラストがまたしても良い。

  • MASA123

    ジャズ談義にそなえて(そんな機会はなさそうだけど)、本書は役立つと思う。モダンジャズのビッグネームが次々に登場する。ただすれちがってすこし会話しただけとかもあるので、文庫本の裏に記されている超有名人の話が多く載っているわけではない。 ビルクロウと長いつきあいの、ジェリーマリガンやズートシムズのエピソードは、家族ぐるみのパーティだったりプライベートな話もあってとてもおもしろい。ジャズを聴いてない人は退屈すると思うが(自分も途中で挫折しかけた)、村上春樹さんの翻訳文章なので最後まで読めた。

  • まさ☆( ^ω^ )♬

    面白かった!ジャズ・ミュージシャンのビックネーム達がわんさか出てきてワクワクしながら読みました。実際にJazzを聴きながら、まったり読書が楽しかった。同じ著者の「ジャズ・アネクドーツ (新潮文庫)」も読まないとね。

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