人体大全 なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか

ビル・ブライソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784105072315
ISBN 10 : 4105072315
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
512p;20

内容詳細

ウイルスとワクチンの「終わりなき闘い」、ホルモンという有能な「メッセンジャー」、遺伝に無関係な「ダークDNA」…。30億年の進化の果てにヒトが獲得した「指揮者なきオーケストラ」。「奇跡のシステム」その全貌。

目次 : ベネディクト・カンバーバッチのつくりかた/ わたしたちは毎日皮膚を脱ぎ捨てている/ 微生物との「甘い生活」/ 脳はあなたそのものである/ 頭のなかの不思議な世界/ あなたの「入り口」は大忙し/ ひたむきで慎み深い心臓/ 有能な「メッセンジャー」ホルモン/ 解剖室で骨と向き合う/ 二足歩行と運動/ ヒトが生存可能な環境とは/ 危険な「守護神」免疫系/ 深く息を吸って/ 食事と栄養の進化論/ 全長九メートルの管で起こっていること/ 人生の三分の一を占める睡眠のこと/ わたしたちの下半身で何が起こっているのか/ 命の始まり/ みんな大嫌いだけど不可欠な「痛み」/ まずい事態になったとき/ もっとまずい事態(つまり、がん)になったとき/ よい薬と悪い薬/ 命が終わるとはどういうことか

【著者紹介】
ビル・ブライソン : 1951年、アイオワ州デモイン生れ。イギリス在住。幅広いテーマでベストセラーのあるノンフィクション・ライター。王立協会名誉会員。これまで大英帝国勲章、アヴェンティス賞(現・王立協会科学図書賞)、デカルト賞(欧州連合)、ジェイムズ・ジョイス賞(アイルランド国立大学ダブリン校)、ゴールデン・イーグル賞(アウトドア・ライターならびに写真家組合)などを授与されている

桐谷知未 : 翻訳家。東京都出身、南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やいっち さん

    著者は、「幅広いテーマでベストセラーのあるノンフィクション・ライター」。人体大全とあるが、適度にダイジェストしている。この手の本は、好きであれこれ読んできたが、群を抜いて面白い。教科書的な記述が皆無で、読み手を飽きさせない。さすが名うてのノンフィクションライターだ。本書が面白かったので、次は、やはり彼の『人類が知っていることすべての短い歴史』を読みたい…と思わせたよ。初めは付箋を貼りながら読んでいたが、あまりにその数が多く、やめた。随所に人に教えたい、あるいは自分への気づきが見つかるはず。お勧め。

  • アキ さん

    わたしたちの体のごくごく小さな部分には、宇宙規模の膨大なものが隠れている。人体は59種類の元素から成る。その中で最大の成分は酸素だ。約61%を占め、多くは水素と結合して水となって存在している。必須元素の24種類の内にはカドミウムなど有益かどうかわからないものもある。これらの物質をひとつに集めると生命が生まれる訳ではない。そこに謎の調味料のひと振りがないと。いくら科学が発達しても謎な部分が残る人体を多くの文献から縦横無尽に表から裏から書き尽くす。面白くない訳がない。ベストセラーのノンフィクションライター著。

  • よしたけ さん

    人体を一から作ったらいくら?(2,000万円弱)、人はなぜ無毛に?(汗を効率的にかけて脳機能大幅改善)、なぜ血液型はある?(進化に有利だし、単一である理由無=輸血なんて想定せず)など、ワクワクする内容満載。過去のとんでもエピソードや、本当は讃えられるべき科学者紹介の他、人間聴力はちょう良い塩梅(何でも聞こえたらうるさすぎだし聞こえないと困る)、喉ちんこは絶妙に窒息防ぐ(話ながら酒飲んで食べる何てとても危険)、など言われてみれば!という内容も。人体は未知の領域ばかりいうことも教えてくれる。一読の価値あり!

  • R さん

    組成元素、脳、骨、心臓、様々な臓器に加えて、精神や社会、はては病までも幅広く人体について網羅した本だった。辞典や教科書とは違い、著者の皮肉のきいたコメントが小気味よくとても読みやすい。人体について、わかっていることも書かれているが、わからないことがどれほど多いかということに強く言及していて、人間についてまるでわからないんだなと改めて思い知らされた。あなたであるということがすでに奇跡だという、命の神秘にも触れられてすごく面白い一冊だった。男はなにせ死にやすいということも理解した。

  • クリママ さん

    著者はノンフィクションライター。綿密な取材で、体の各部分から血液、命、病気など、人体を作っている驚くべき数字(例えば細胞は30兆個)や、各部分の働き、解明されてきた歴史、人名など、人体に関することすべてがウィットにとんだ文章で、わかりやすく解説されている。知らないことばかりで、無意識の中の人体のあまりの精密、精巧さに、そして、未知の領域の多さに驚く。本自体のボリュームとともにその内容の濃密さに実に読みでがあり、有意義な読書だった。「脳は私たちに1/5秒先の未来を見せている。」のだそうだ。

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