CD 輸入盤

『アルルの女』全曲 ミシェル・プラッソン&トゥールーズ・キャピトール管弦楽団

ビゼー(1838-1875)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SOMMCD0682
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ビゼー:劇音楽『アルルの女』全曲

ビゼーの『アルルの女』はアルフォンス・ドーデの劇のために書いた27曲からなる付随音楽。ビゼーは、この南フランスの村アルルで繰り広げられる愛憎の物語から強いインスピレーションを得て、短い期間で付随音楽全曲を書き上げました。初演は不評でしたが、現在では全曲から抜粋した2つの組曲が広く演奏されています。
 このアルバムはフランス音楽を得意とするミシェル・プラッソンが1985年にオリジナルの全曲を収録したもの。それまで知られていなかった作品の全貌を明らかにしたと高く評価されている1枚です。
 また、当盤にはドーデの短編小説を新たに翻案し、ドキュメンタリー作家ジョン・トランスキーが朗読したトラックが追加されています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ビゼー:劇音楽『アルルの女』 Op.23 全曲


第1幕
1. 前奏曲
2. 3つのメロドラマ
3. 合唱とメロドラマ〜メロドラマと合唱のフィナーレ
第2幕
4. 田園曲(間奏曲と合唱)
5. 3つのメロドラマ
6. 合唱〜2つのメロドラマ〜フィナーレ(合唱)
第3幕
7. メロドラマ〜フィナーレ
第4幕
8. 間奏曲(テンポ・ディ・メヌエット)〜カリヨン
9. メロドラマ
10. メロドラマ〜フィナーレ(合唱)
第5幕
11. 間奏曲と合唱〜2つのメロドラマ〜フィナーレ

 ジャック・ヌールディン(サクソフォン:7)
 オルフェオン・ドノスティアラ(合唱:3,4,6,10,11)
 トゥールーズ・キャピトール国立管弦楽団
 ミシェル・プラッソン
(指揮)

 録音時期:1985年7月3-25日
 録音場所:トゥールーズ、アル=オー=グラン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 EMI Classics/Warner Classics原盤

12. アルルの女〜アルフォンス・ドーデの短編小説によるドラマ(英語)

 ジョン・トランスキー(ナレーター)
 収録日不明

総合評価

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これは一般に演奏される「組曲」ではなく、...

投稿日:2021/07/15 (木)

これは一般に演奏される「組曲」ではなく、劇付随音楽の全曲盤です。組曲に比べ、オーケストラの規模は小さい編成のようです。 信じられないことに、オリジナルの全曲盤は、おそらくこのプラッソン盤以外には録音が存在しないのではないでしょうか。 「第2組曲」の有名なフルート独奏による「メヌエット」は、ギローが他の曲からも持って来て編曲したものなので、この全曲盤には含まれません。 有名な割には聴くことのできない全曲盤ですので、「アルルの女」が好きな方はぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。

Tan2 さん | 神奈川県 | 不明

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良いCDである。組曲でしか聴いたことがな...

投稿日:2013/07/13 (土)

良いCDである。組曲でしか聴いたことがないので、劇としての「アルルの女」のラストと(主人公が死んでしまう(自殺?)悲劇的なラスト)と、第2組曲の終曲(ファランドール)との間に感覚的乖離を感じていたが、それも当時の演出で、主人公の死と音楽のコントラストかなぁと勝手に思っていたが(そういった部分も多分にあろう)、その点は解消された。 そんなことより、このCDの魅力は組曲で聴きなれた旋律で歌われる合唱の新鮮さや、柔らかな音の色彩感にあると思う。一言でいうと「美しい」。お奨めの1枚である。

爺さん さん | 千葉県 | 不明

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「アルルの女」はドーデの同名の戯曲のため...

投稿日:2013/06/01 (土)

「アルルの女」はドーデの同名の戯曲のためにビゼーが書いた付随音楽なのだが、調子のいいいくつかの管弦楽曲が第1、第2の組曲として知られるばかりで、5幕からなる劇全体を抜粋にせよ俯瞰できる録音といえばこのプラッソン盤が唯一のものではなかろうか。そのことだけでもこのCDの存在理由は十分なのだが、加えてこの録音には劇の舞台となったカマルグ(アルルの南、ローヌ河口の大湿原地帯)の鄙びた雰囲気が漂っていて、実に精緻に音楽が組み立てられていることに感嘆せざるをえない。カマルグからそう遠くはないトゥールーズのオーケストラ起用ということもこの演奏成功の一因だろうとは思うが、それももちろんプラッソンのしなやかな音作りがあってのことだ。合唱には専属指揮者があたるという綿密な録音で、それとプラッソンの紡ぎだす音とが見事に調和していることがこのCDのいちばんの聴きどころであろう。どんな場面でもけして激高しない音楽には気品すら感じられる。それに、ところどころで聞けるプロヴァンスの打楽器タンブーランの音も実に効果的である。ともあれ「アルルの女」という音楽を理解するのに、これほどすばらしいCDはなかなか入手しえないことはたしかである。

雲谷斎 さん | 埼玉県 | 不明

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