Blu-spec CD 2

Sonatas For Brass & Piano: Gould Philadelphia Brass Ensemble

Hindemith, Paul (1895-1963)

User Review :5.0
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SICC30669
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
Blu-spec CD 2

Product Description


【GG90/40】 グレン・グールドの芸術(46)
ヒンデミット:金管とピアノのためのソナタ全集


グールドがこの近代ドイツの作曲家ヒンデミットの作品に興味を示し、3曲のピアノ・ソナタとこの金管楽器とピアノのためのソナタ集、続いて歌曲集『マリアの生涯』を録音したことが、この作曲家とその作品の再評価を促したことは間違いないでしょう。とはいえグールドはヒンデミットを無条件で賛美しているわけではなく、批判も忘れずに、再評価の必要性を演奏に明確に示しています。華麗なサウンドで知られたフィラデルフィア管弦楽団の金管楽器の名手たちとの協作によるこのアルバムは、ヒンデミットの「法悦と理性の幽合」の達成を知らしめてくれます。アルト・ホルン・ソナタにおけるグールドの朗読もまた聴きもの。(メーカー資料より)

【収録情報】
ヒンデミット:金管とピアノのためのソナタ全集

Disc1
1. ホルン・ソナタ

 メイソン・ジョーンズ(フレンチ・ホルン)
 グレン・グールド(ピアノ)

2. バス・チューバ・ソナタ
 エイブ・トーチンスキー(バス・チューバ)
 グレン・グールド(ピアノ)

Disc2
3. トランペット・ソナタ

 ギルバート・ジョンソン(トランペット)
 グレン・グールド(ピアノ)

4. アルト・ホルン・ソナタ 変ホ調
 メイソン・ジョーンズ(アルト・ホルン)
 グレン・グールド(ピアノ)

5. トロンボーン・ソナタ
 ヘンリー・チャールズ・スミス(トロンボーン)
 グレン・グールド(ピアノ)

 録音時期:1975年7月3,5日(1)、1975年9月3,4日(2,4,5)、1975年1月6日(3)、1976年2月9,10日(4)、1976年2月22,3日(5)
 録音場所:トロント、イートン・オーディトリアム
 録音方式:ステレオ(セッション)
 Blu-specCD2/音匠レーベル仕様

Track List   

Customer Reviews

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ヒンデミットはあらゆる楽器のためにソナタ...

投稿日:2018/02/03 (土)

ヒンデミットはあらゆる楽器のためにソナタを書いたと言われる 驚異の多作家に興味が湧く以上にその中から金管楽器のためのソナタだけをまとめた当ディスクはレコード史のなかで特異な光を放ち続けている それは類似のディスクを見ることがないからだ その特別な録音が誕生し残ることになった原因は明白だ それぞれの金管楽器を吹奏した名うての奏者故ではない 全てのソナタでピアノを弾いたのがグレン・グールドだったからだ ヒンデミットの評価が先に立っている グールドにヒンデミットは重要な作曲家であるという価値観があって可能になった録音だ 事実耳は等分以上にピアノに奪われる グールドは伴奏などしていない グールドの打楽器的ピアニズムが功を奏している 金管楽器と対等なDUOが丁々発止と展開される 驚くのはヒンデミットの金管吹奏の向こうに広がる静寂に気づいたことだ ヒンデミットは音色美を表現の根底に置いている グールドのピアノとて例外ではないことをグールドは自覚していた たった二つの楽器が描き出す夜空をずっと見上げていられる朋と聴こう あなたも如何  

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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往年のフィラデルフィア管弦楽団の主席奏者...

投稿日:2008/10/27 (月)

往年のフィラデルフィア管弦楽団の主席奏者たちがグールドと上々発止のデュオを繰り広げる好企画盤。ヒンデミットはオーケストラで使用するほとんどの楽器のソナタを作曲しているが,なかなかその全貌を知る機会がない。そう考えると資料的価値が高いアルバムだが,それ以上にこの研ぎ澄まされた解釈に基づいたすばらしい演奏がこのアルバムの良さだろう。

カヌー小僧 さん | 長野県 | 不明

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この一連の曲集で、ここまでピアノが音楽的...

投稿日:2005/05/08 (日)

この一連の曲集で、ここまでピアノが音楽的主導権を完全掌握し、しかも真剣勝負でパーフェクトに弾き込まれたものが、他にあるでしょうか?演奏は、ヒンデミットを早くから高評価していたグールドならではの名解釈と、完全主義に貫かれ、一部の隙もありません。これら一連の曲が紛れもない名作揃いであることが明らかにされていくその様は、まったく痛快極まりなし。ソリストたちは当時のフィラデルフィア管の首席奏者。稀代の天才、グールドとの共演は最高にエキサイティングだったことでしょう!

otto さん | japan | 不明

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