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人生は生い立ちが8割 見えない貧困は連鎖する 集英社新書

ヒオカ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087213515
ISBN 10 : 408721351X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
ヒオカ ,  

Content Description

人は生まれ育った環境に大きな影響を受ける。今の日本はとりわけ経済的要因で人生が左右される。
飢え、住む場所がない、非正規雇用の増加など「見える貧困」も問題だが、習い事や修学旅行に行けない、誕生日のお祝いをしないなどの「体験格差」、さらに自己肯感や忍耐力、協調性などの非認知能力が育たない「見えない貧困」も蔓延している。
自ら貧困家庭で育ち、その体験を書籍化した著者が、貧困が連鎖するメカニズムや、そこからの脱出がいかに困難かを、実体験やデータを交えて分析。
同時に東京大学大学院教授山口慎太郎との対談で、「親から子に受け継がれるもの」を考察し、貧困を断ち切るための政策・方法を検討していく。


【著者紹介】
ヒオカ : ライター。1995年生まれ。社会問題からエンタメまで様々なテーマで取材・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    自ら貧困家庭で育ちその体験を書籍化した著者が、貧困が連鎖するメカニズムや、そこからの脱出がいかに困難かを、実体験やデータを交えて分析する1冊。人は生まれ育った環境に大きな影響を受ける。今の日本はとりわけ経済的要因で人生が左右される。飢え、住む場所がない、非正規雇用の増加など「見える貧困」だけでなく、習い事や修学旅行に行けない、誕生日のお祝いをしないなどの「体験格差」、さらに自己肯定感や忍耐力、協調性などの非認知能力が育たない「見えない貧困」といった実情を解説していて、その根深さを改めて実感させられました。

  • まゆまゆ

    税金を納めない非課税世帯など義務を果たさずに権利ばかり主張する人たちに対して厳しい目を向ける日本社会になっているのは、貧困問題に対して無関心のせいで想像力が働かないせいではないか、と語る内容。自分の努力のおかげで実力で勝ち取ったという人ほど、家庭環境の影響を大きく受けている。経済格差が体験格差や学歴格差を生んでおり、公的な介入によってしか解決できない、と。

  • じん

    著者の生い立ちをベースにしつつ白書等のデータを引用して社会に問題提起している。しっかりと勉強してる人だとわかる。個人でも国の規範としても努力はマスト。ただし、そもそもスタートも能力の最大値も違う。※「能力と所得の相関関係は強いんですけど、全然一対一ではない。そもそも、じゃあその能力はどこから来ているのかという話になると、本人由来の部分だけでなは決してないですよね。」p199※(山口教授)※「先生のすごく印象的だった言葉が、「学問を究めると、データをいじると、自己責任論はなくなる」と」。(ヒオカ)p213※

  • ちゃーびん

    生まれ育った環境についての格差などについての本だが、本当にその通り!と思わせる事ばかり。後編は対談でより作者の言いたい事が浮かび上がってくる構成になっている。 やはり日本という国は弱者に優しくなく、日本人はいじめ体質の人が多いのかね。

  • sakanarui2

    図書館の新着図書コーナーで借りて一気読み。 貧困家庭育ちのライターが、貧困が再生産される仕組みについて語る。本人の体験だけでなく、さまざまな関係者の声やデータも豊富。後半は統計の専門家と対談し、日本の貧困家庭の現状と政治との関係を解き明かしていく。 「貧困は自己責任」という説のおかしさや、それを主張することの傲慢さが、根拠を持ってつきつけられる。恵まれた立場にいる人が他者に対する想像力を持つことの大切さを痛感する。 当事者は、自分の置かれた立場の理不尽さに、なかなか気付くことができないのだ。

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