基本情報
内容詳細
詩を読む(音読する)悦び、聴く楽しさ。詩によって想像力が膨らむ愉しみ。20世紀スペイン語詩の巨人ネルーダが謳う、アメリカ大陸の過去と現在をつなぐ壮大なる叙事詩、待望の完訳成る!
目次 : 地の灯り/ マチュピチュの高み/ 征服者たち/ 解放者たち/ 裏切られた砂/ アメリカ大陸よ その名を無駄に呼び出しはしない/ チリの大いなる歌/ その地の名はフアン/ 樵よ目覚めよ/ 逃亡者/ プニタキの花々/ 歌の川/ 闇に沈む祖国へ宛てた信念の賛歌/ 大洋/ 私とは
【著者紹介】
パブロ・ネルーダ : 1904‐73。チリの詩人。本名リカルド・ネフタリ・レイエス。20歳で刊行した詩集『二十の愛の詩とひとつの絶望の歌』(1924年)がスペイン語圏で人気を博す。20代から外交官としてアジア各地を遍歴、1936年からのスペイン内戦に関わったことで政治に傾倒、三年の駐メキシコ領事職を経て1945年からチリ上院の共産党議員として活動するが、1948年親米色を強めていた当時のゴンサレス・ビデラ政権により議員資格をはく奪されたことがきっかけで一年あまりの地下潜伏生活に入る。1949年ヨーロッパに脱出、逮捕令が解けてチリに帰国した1952年以降も精力的な創作活動を続けた。1970年からアジェンデ政権の大使としてフランスに駐在した。1971年ノーベル文学賞受賞。1973年9月23日、アウグスト・ピノチェト将軍らによるクーデター勃発の約二週間後、サンティアゴ市内の病院で病死したとされているが、謀殺説をめぐる検証が続行中である
松本健二 : 大阪大学マルチリンガルセンター准教授。スペイン語圏ラテンアメリカ現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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