パトリック・ハーラン

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逆境力 貧乏で劣等感の塊だった僕が、あきらめずに前に進めた理由 SB新書

パトリック・ハーラン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797394535
ISBN 10 : 4797394536
フォーマット
発行年月
2021年02月
日本
追加情報
:
224p;18

内容詳細

今は苦しくても、これから先は自分次第。自分をかわいそうがることをやめた人から、明るい未来が開ける。僕はそう信じている。だから、今現在、貧困に苦しんでいる子がいたら、とりあえず、今の自分が持っていることや、できることを5つ挙げてみてほしい。若さ、健康、気を許せる友だち、親の愛情、大好きな本、安くて美味しいパン屋さんを知っている、などなど。どんな小さなことでもいいから、その一つひとつに幸せを感じられたら、その瞬間から少し前を向けるはず。

目次 : 第1章 僕は「貧乏育ち」だった/ 第2章 このままじゃダメだ!日本の「相対的貧困」/ 第3章 「貧乏だから」では済ませない―僕の生き方戦略/ 第4章 誰も一人では成功できない―ちょっとの気配りが大きな助けに/ 第5章 貧乏力―「人一倍がんばれる力」という財産/ エピローグ 今度は僕が恩返しする番

【著者紹介】
パトリック ハーラン : 1970年生まれ、アメリカ・コロラド州出身。93年ハーバード大学比較宗教学部卒業。同年来日。97年、吉田眞とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成。多くのテレビ番組に出演し、注目を集める。コメンテーターを務めるなど、報道番組にも多数出演。2012年10月より池上彰氏の推薦で東京工業大学の非常勤講師に就任。コミュニケーションと国際関係についての講義を行っている。2人の子どもを持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • エドワード さん

    妻のお薦め本。テレ東のモーサテに出ているパックンの見た日本。「日本の子供の7人に1人が貧困 」という実態は他でも目にする、深刻な問題である。貧しい母子家庭育ちの彼ならではの逆転の発想で「子供を貧困から救うことは『福祉』ではなく『投資』です。将来の納税者を育てるからです。」と説く。なるほど。実際に子供の支援活動や、支援を受けて社会へ出た若者を取材する。貧困層に大学へ行くメリットを理解させることが難しい、という点は「ケーキを切れない少年たち」に通じる。清貧の思想とか互助とか、難しい日本語も使いこなしているね。

  • まゆまゆ さん

    幼少期に貧乏であっても、その境遇を嘆き立ち止まっていたらダメ。貧乏を理由に何もかも諦めるしかない社会は間違っており、多くの人からサポートを受けてでも機会の平等を目指す貧困対策を提言する、エッセイのような内容。子どもの貧困対策は福祉ではなく投資である、ということを社会全体で共通認識できる日は来るのだろうか……

  • アルカリオン さん

    パックンはハーバード大学出身ではあるけど「学力枠で入った庶民」だと口にしているのを何度か聞いた。大口寄付者等は入学選考に際して特別な扱いを受けるが「裏口入学」というような話ではなく、そのおかげで自分のような経済環境でも進学できた、と▼そのような話は知っていたのだが、本書を読んで「庶民」どころではない苦労人だということを知った。苦労しながらも周りに助けられ(おそらく『助けがいのある好青年』であったことだろう)、彼だけのサクセスストーリーを体現してきたのだなあ。

  • えがお さん

    ハーバード大卒、華々しい経歴の「パックンまっくん」のパックン著。実は母子家庭出身で文字通り食べるに困る極貧から這い上がり、朝3時起きで新聞配達してから登校、学校には仮眠用の枕を置いて仮眠してから授業しながら宿題も終わらせ、終わったらバイトしてまた明日に備える…という毎日だったのだという!周囲に恵まれたと感謝してるけど、挫けないでここまで成功してスゴすぎ…!単にご自身の半生の話に留まらず、日本でも増えている相対的貧困を取材して、日本の同じく境遇の子供たちに何が出来るのかを書いていて感銘。オススメです

  • luckyair さん

    パックンの生い立ちや苦労と、そこから得たハングリー精神などが興味深い。子供達に対してもお金の大切さを説けるのはその経験あってこそ。一方で、大きなハンデとなる貧困は学びはあるが、絶対に無くすべきと。自己責任論を唱える人が多いが、そもそも機会が不平等ということが認識できていないから。手を差し伸べたりサポートがあってからの自己責任。支援に対する行き過ぎた平等論が日本の特徴かも。歴史の時間に天井の穴を数える計算方法を披露する場を認めてくれた先生は素敵。多様性を認めることが出来ない日本では、今でも難しい。★★★☆

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