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ヒトとイヌがネアンデルタール人を絶滅させた

パット・シップマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562052592
ISBN 10 : 4562052597
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ネアンデルタール人絶滅の決定的な要因はヒトがイヌ(オオカミ)を家畜としたこと――<br>ネアンデルタール4万年前絶滅説ほか最新の知見をふまえ、「侵入生物」「動物の家畜化」という<br>生態学的な視点から人類永遠の謎を解く!

【著者紹介】
パット・シップマン : ペンシルヴァニア州立大学名誉教授。古人類学の専門家。著書に『人類進化の空白を探る』(ローヌ・プーラン科学図書賞受賞/アラン・ウォーカーとの共著/河合信和訳/朝日新聞社)ほか多数あり

河合信和 : 1947年、千葉県生まれ。1971年、北海道大学卒業。同年、朝日新聞社入社。2007年、定年退職。進化人類学を主な専門とする科学ジャーナリスト。旧石器考古学や民族学、生物学全般にも関心を持つ

柴田譲治 : 1957年生まれ、神奈川県出身。翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yamatoshiuruhashi

    表題そのままの論旨です。元恐竜少年、要するに進化とか絶滅とかその不思議が好きだった老人にはぴったりの本でした。現生人類はこれまでの地球の歴史の中で最強(最悪?)の「侵入生物」である。その現生人類が圧倒的な侵入者に成り得たのは「家畜化」と言う前例のない他種との連帯形成能力が要因の一つだった。その力の前にネアンデルタール人は敗れ去った。絶滅種についてはどんなに証拠を集めても結局は「推論」でしかないのだろうが、今まで見られなかった「証拠」を論拠とした新説にワクワクでした。

  • Isamash

    バット・シップマン(ペンシルヴァニア大名誉教授)女史による2015年著作の訳本。オオカミの家畜化による狩猟の効率化が、ネアンデルタール人の環境変化等による絶滅に拍車をかけたとの仮説を提唱。仮説の正否は判断できないが、古くから人類がオオカミともイヌとも判断できない中間的なものと共存生活をしていたことは興味深い。ネアンデルタール人には家畜化はできてなかったらしく、その差が人類反映に重要だったとの考えらしい。肉食中心らしいが、ネアンデルタールがどういう生活をしていたのか人類祖先とどう関係していたかは興味深い。

  • B-Beat

    ふとしたことが切っ掛けで走るようになってかれこれ4年が過ぎた。その間読む本がランニングのコーチ本や栄養、ボデイケアに関する本が多くなったが、その辿り着いた先がこの手の本。「なぜ人類が現在の地球を牛耳っているのか」なぜ直立歩行するようになったのか。なぜ体毛を退化させ汗をかくようになったのか。より速くより長く走る必要性はどこにあったのか。生まれたばかりの赤ん坊が歩けるようになってすぐに割と重いものを持っても歩けるのはなぜか。そんな疑問に答えてくれる内容満載というのが嬉しかった。

  • アイアイ

    ネアンデルタール人は共食いしており現生人類が直接殺害した証拠はなんと残っていないそうだ。4万五千年前から現生人類は骨製の針を使い、長距離を飛ばす狩猟具を使い効率を上げ消費エネルギーを節約し、暖が取れる住居で育児に専念した。人と同じように埋葬されていたオオカミイヌの発見により、人が猟用に改良した生きた家畜の説が語られる。なぜネアンデルタール人は食生活や石器を 何万年も変えず独自の世界にこもり新たな技術を得なかったのか?それは人類と資源が限られ食物競争があり、人間に絶滅させられたに違いない▽図書館

  • ようはん

    滅亡したネアンデルタール人と比較して現代人の祖先となる人類は飛び道具使用等の狩猟技術に秀でており、さらに狼を飼い慣らして猟犬とし、マンモス等の狩りの成功率を挙げて豊富な食糧と防寒の毛皮を入手できたのが大きかったというのが著者の結論。タイトル通りに受け取ると現人類が犬を含めた暴力でネアンデルタール人を絶滅させたみたいな殺伐した話になるが、そうならなかったのは少し安心した。

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