Product Details
ISBN 10 : 4588140167
Content Description
『蜂の寓話』への反論に対して書かれた本書は、自負心や虚栄心、自己愛や名誉心、慈善やお世辞、それらを自己抑制して生まれる美徳などを論じ、市民社会における人間の情念の意味を追究する六つの対話からなる。シャフツベリー批判でもある。
【著者紹介】
バーナード・マルデヴィル : 利己主義の思想家で、マキアヴェリ、トマス・ホッブズ、アダム・スミス、マルクスなどとつづく人たちのなかにその位置を占めている。1670年にオランダで生まれ、ロッテルダムのエラスムス学校に進み、1685年10月にライデン大学に入学、1689年3月に哲学の学位論文を提出し、1691年3月に医学博士の学位取得のあと、神経系統の医者になる。まもなく英語を学ぶためロンドンに渡り、医者として開業しながらそこに永住するにいたる。1699年1月にイギリス女性と結婚、少なくとも二子はもうけている。1733年1月に死去
泉谷治 : 1934年、青森県北津軽郡五所川原市金木町大字川倉に生まれる。青森県立五所川原高校を卒業後、東京大学文学部英文学科を経て、1962年、同大学院修士課程を修了。法政大学文学部英文学科名誉教授。2013年11月、瑞宝中綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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