『ウィリアム・バード&ジャパン』
中村恵美(チェンバロ)、一噌幸弘(能管、田楽笛)、望月太喜之丞(邦楽打楽器)
中村恵美によるイギリス音楽の父、ウィリアム・バードの名曲集。後半は、オリジナルの枠を飛び越え、能管、篠笛、邦楽打楽器との超越したコラボレーションにより新たなバードに発展していく。(ジャケットから)
アルバム・タイトル「ウィリアム・バード&ジャパン」が体現されているそれぞれのジャンルにおける一流どうしによるバードの組曲『戦い』。二人の和楽器演奏家の即興的な掛け合いが折り目正しいチェンバロのテンポと音色に合いまり、「斬新」との言葉だけで片付ける事の出来ない日本的な崇高さを、この描写音楽の演奏から感じます。
中村恵美自身による充実した解説と共にお楽しみ頂けます。(販売元情報)(写真 販売元提供)
【収録情報】
ウィリアム・バード William Byrd
1. トレジアンのパヴァーヌ Pavan: Ph.Tregaian BK60b
2. ガリアルダ Galliard BK60b
3. ウィロビー卿のご帰還(ロウランド) Lord Willoughby's Welcome Home BK7
4. 鐘 The Bells BK38
5. 涙のパヴァーヌ Lachrymae Pavan BK54
6. 女王のアルマン The Queen's Alman BK10
7. ラヴォルタ Lavolta BK91
8. ファンタジア Fantasia BK62
9. 御者の口笛 The Carman's Whistle BK36
10. ねえジョン、今キスして Jhon come kiss me now BK81
『戦い』 The Battell BK94
11. 兵士たちの召集
12. 歩兵の行進
13. 騎兵の行進
14. ラッパ
15. アイルランド行進曲
16. バグパイプ
17. 横笛と太鼓
18. 戦闘への行進
19. 退却
中村恵美(チェンバロ) Nakamura Emi(1-19)
一噌幸弘(能管、田楽笛) Isso Yukihiro(11-19)
望月太喜之丞(邦楽打楽器) Mochizuki Takinojo(11-19)
録音時期:2017年2月21,22日
録音場所:埼玉県、コピスみよし
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【中村恵美(チェンバロ)】
1980年東京に生まれ、11歳よりチェンバロを始める。東京都立芸術高等学校音楽科を卒業後、フランスに渡り、パリ市立高等音楽院、パリ国立高等音楽院チェンバロ科でディプロマを取得。現在はソロ、通奏低音奏者として活躍しています。ソロとして「デュフリ作品集」がCD発売されています。(販売元情報)
【一噌幸弘(能管、田楽笛)】
一噌流笛方。1964年東京生まれ。1973年「鞍馬天狗」で初舞台。以降、能楽師として能楽古典の第一線で活躍する一方で、笛のもつ可能性を広げるべく演奏、作曲活動を行う。能楽堂をはじめとする伝統的構造物や数々のホールで能楽古典や自作曲、西洋クラシック、ジャズ、即興等を内外の様々な演奏家と競演し他に類をみない和洋融合の音曲世界を創造しています。(販売元情報)
【望月太喜之丞(邦楽打楽器)】
1957年、東京生まれ、邦楽打楽器演奏家、俳優。東京芸術大学、別科長唄囃子専攻、終了後、二世望月太喜之丞を襲名。小鼓、太鼓等、日本の伝統的な打楽器の演奏を専門とし古典である歌舞伎音楽から現代音楽の演奏活動を続け国際交流、後進の育成、教育にも力を注ぎ、民族音楽としての邦楽と邦楽打楽器の可能性を追求しています。(販売元情報)