祝・ブノワ賞 最優秀女性ダンサー賞受賞!
受賞者 木田真理子さん主演の映像作品
『ジュリエットとロミオ』はこちら
世界の権威あるバレエ賞の一つ、ブノワ賞の受賞者がモスクワで発表され、スウェーデン王立バレエ団の第1ソリスト、木田真理子さんが最優秀女性ダンサー賞を受賞しました。
木田真理子さんは、主演した『ジュリエットとロミオ』ジュリエット役で高く評価され、受賞の際一場面を披露し賞賛を浴びました。この『ジュリエットとロミオ』はC-Majorレーベルより、DVDとブルーレイで発売されています。
1992年の創設されたブノワ賞は、ロシアを代表する振付家グリゴロービッチ氏が代表を務める国際ダンス連合が主催する賞。これまでにシルヴィ・ギエムさん、モーリス・ベジャールさんらが受賞。前年1年間に最も優れた活躍をした世界中のダンサーや振付家などを顕彰しています。
木田真理子さんは大阪出身。4歳でバレエを始め大阪府箕面市の千里国際学園高等部1年で16 歳だった2000年、スイスのローザンヌ国際バレエコンクールで優秀賞を受賞。米サンフランシスコのバレエ学校で学び、カナダのバレエ団などを経て2012年にスウェーデン王立バレエ団に入団。
マッツ・エック17年ぶりの全幕バレエ新作
『ジュリエットとロメオ』
世界初演のジュリエット役は木田真理子
スウェーデンの鬼才振付師マッツ・エックの17年ぶりの全幕バレエ新作『ジュリエットとロメオ』。2013年5月24日にスウェーデン王立歌劇場で初演され、2000年ローザンヌ国際バレエ・コンクールでスカラシップ賞を受賞し、現在スウェーデン・ロイヤル・バレエ団に所属している木田真理子がジュリエット役を務めました。
音楽はプロコフィエフではなく、チャイコフスキーを使用。マッツ・エック氏はその理由を以下のように述べています。
「この作品はプロコフィエフの音楽で頻繁に上演されておりよく知られています。また舞台での可能性もあらゆる手を尽くされたと感じました。チャイコフスキーは他のバレエ音楽に代表されるように、バレエ音楽に限らずダンサーにとって非常に踊りやすい音楽であります。例えば、交響曲第5番の緩徐楽章は、バルコニーの感情表現にぴったりであるし、ピアノ協奏曲第1番の雄大な序奏はヴェローナ太守の不幸な選択を暗示し、組曲第3番の『主題と変奏』はロメオとマキューシオの心理を上手く描写してくれる。そして弦楽四重奏曲第1番の『アンダンテカンタービレ』は寝室のパ・ド・ドゥに、クライマックスではマンフレッド交響曲の悲壮感が恋人たちの悲劇をより一層強調します。」
マッツ・エックの振付の特徴は古典の新解釈という点にあります。今回も斬新なアイデアをふんだんに盛り込んでいます。彼は2011年に起こった「アラブの春」の象徴的な出来事であったチュニジアの露天商モハメド・ブアジジの事件を重ね合わせ、ロメオとジュリエットの死を引き起こしたのは社会や家族の構造だという解釈を展開しています。そしてその解釈は斬新であるだけでなく、踊りと音楽がしっくりと溶け合い必ず聴衆の感動を生むということもマッツ・エックの特筆すべき点であります。(キングインターナショナル)
【収録情報】
・『ジュリエットとロメオ』
振付:マッツ・エック
音楽:チャイコフスキー
出演:
ジュリエット:木田真理子
ロメオ:アンソニー・ロマルジョ
キャピュレット公:アルセン・メーラビャン
キャピュレット夫人:マリー・リンドクヴィスト
ヴェローナ太守:ニクラス・エック
乳母:アナ・ラグーナ
マキューシオ:ジェローム・マルシャン
スウェーデン・ロイヤル・バレエ団
演奏:
ベンクト=オーケ・ルンディン(ソロ・ピアノ)
スウェーデン王立歌劇場管弦楽団(コンサートマスター:セミ・スタールハンメル)
アレクサンドル・ポリャニチコ(指揮)
舞台&衣裳:マグダレーナ・オーベリ
照明:リーナス・フェルボム
映像監督:トーマス・グリム
収録時期:2013年
収録場所:スウェーデン王立歌劇場(ライヴ)
収録時間:108分
画面:カラー、16:9
音声:DTS 5.1、PCMステレオ
NTSC
Region All