バルトルド・クイケン

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楽譜から音楽へ バロック音楽の演奏法

バルトルド・クイケン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784810530018
ISBN 10 : 4810530019
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : ■第1章: 基礎をなす哲学 / ■第2章: 研究への私の道 / ■第3章: 楽譜の限界 / ■第4章: 楽譜とその解説、演奏 / ピッチ/音律/テンポとルバート/リズム / フレージング/強弱/編成‐楽器の選択‐編曲 / 通奏低音/装飾/カデンツァ/即興 / 手稿譜、印刷譜、改訂、モダン・エディション / 聴衆の態度/演奏者の態度/感情と情念 / 鏡/真正性の二つの概念 / ■第5章: 展望 / インスピレーションの源

【著者紹介】
バルトルド・クイケン : フラウト・トラヴェルソ(バロック・フルート)の第一人者。二人の兄、ヴィーラントとシギスヴァルトとともに、世界の古楽界を牽引する音楽家のひとり、1949年、ベルギー・ブリュッセル近郊に生まれる。モダン・フルートをブルージュおよびブリュッセル音楽院で学ぶ。フランス・ブリュッヘン、ルネ・ヤーコプス、ロベール・コーネン、グスタフ・レオンハルトら錚々たる演奏家たちと共演し、ラ・プティット・バンドやコレギウムアレニウムといったオリジナル楽器のオーケストラに参加。同時に、モダン・フルート奏者としても、ブリュッセルを本拠とする現代音楽のアンサンブルに参加し、アヴァンギャルドな音楽に関心を持ち続けている。長年にわたりブリュッセルおよびハーグ音楽院で教鞭をとり、今も世界各地の音楽院で後進の育成に力を注いでいる

越懸澤麻衣 : 東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。同大学院音楽研究科修士課程、および博士後期課程修了。博士(音楽学)。学内にて、安宅賞、アカンサス音楽賞、同声会賞受賞。2011〜2013年、ドイツ学術交流会(DAAD)の奨学生としてライプツィヒ大学に留学。東京藝術大学教育研究助手、昭和音楽大学・洗足学園音楽大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • 玖良やまだ

    フラウト・トラベルソ(バロック・フルート)の第一人者である著者が、次世代の音楽家のために、古楽の理論と実践の理論の背後にあるものを「アーティスティック・リサーチ」として研究した著書。そして「創造的な読譜」の必要性を強く感じるようになったという。演奏は再創造である。この世のすべてに賛否両論がある。時代や地域や各自の個性がある。決定的に違うのは、プロかアマチュアかということだと思う。自己満足度かお金を払ってくれる客満足度の違いだと思う。

  • trazom

    以前、鈴木秀美先生の「通奏低音弾きの言葉では」を読んで、古楽の人は、こんなにも頭を使っているのかと感心したものですが、このクイケン先生の本を読んで、それと同じように音楽を突き詰める姿勢に、心打たれます。ピッチや音律に対する解説は面白いし、アーティキュレーションやフレージングの違いなど、今更ながら、とても勉強になります。しかも、文章は、クイケン先生が、親しみ深い語り口でお話しするという体裁なので、とても読みやすい。

  • Aura

    オーセンティックな演奏とは? 「古楽器や古い演奏様式、古い演奏技術のことを、現在と比べて本質的に良いとも悪いとも考えていない。すべては、どんな作品・どんな目的に用いられるかにかかっているのである。」... 「古いもの=新しいものより劣ったもの」 多くあるこのような意見をすんなり受け入れるのは苦しく、悩んでいたが、この著者を読んで劣っている・優れている という発想がそもそも私の考えとそもそもズレていたんだなと認識できた。 進歩ではなく、変容。

  • concetto

    Audibleの英語版でききました。 特に18世紀以前の音楽では、演奏されるべき音符が楽譜に全て書かれているわけではない。演奏家は楽譜を読み解いてパフォーマンスにおいて作品を追求すべき。 即興が求められるところもあったり、探求すればきりがない、完璧はない。だから面白い。

  • Go Extreme

    アーティスティック・リサーチ HIP、歴史的知見に基づく演奏法 歴史的資料への真摯な対峙 楽譜の限界と演奏家の解釈 良い趣味、歴史的変遷と相対性 ピッチ多様性 歴史的音律と調性の色彩 テンポ・ルバートとバロック的時間 ノート・イネガールと仏バロックリズム 階層的フレージングとミクロ強弱 通奏低音、歴史的教則本に学ぶ実践 装飾とカデンツァ、書かれざる即興精神 原典版楽譜への批判的検討 演奏者の態度、作曲家と聴衆へ 作品の情念と演奏者の感情 歴史的真正性と個人的真正性の融合 楽譜は死せる素材、演奏で蘇生

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