待望の全曲録音ついに完成!
若きヴィルトゥオーゾが奏でるヴァイオリン音楽の金字塔。
昨年(2023年)12月のミニCD『シャコンヌ&ロマンス』リリース以来、新レコーディングが待望されていた木凜々子によるJ.S.バッハ『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』全6曲がついに登場!
ヴァイオリン音楽の最高峰と呼べる作品に向けた木凜々子の透徹した眼差しが、この曲の新たな扉を開きました。
前作の『シャコンヌ&ロマンス』にも、J.S.バッハの『シャコンヌ』が収録されていましたが、これは2022年1月の録音。この時から2年経ってレコーディングされた今回のアルバム、CD2枚に及ぶ「無伴奏・全曲」という巨大で複雑な構造物を前にして、新たに演奏された『シャコンヌ』の表現が、どのように変化しているかも聴きものです。
演奏楽器はストラディヴァリウス「Lord Borwick」(1702)。輝く高音域と豊穣な中・低音域・・・、木凜々子が、この歴史的名器の魅力を最大限に引き出す演奏を聴かせてくれます。
2024年1月に行われた4日間のセッション録音には、『リリコ・カンタービレ』、『シャコンヌ&ロマンス』と同じスタッフが参加。音の名匠・深田 晃による透明感あふれる録音が、アルバムの価値をいっそう高めています。
フルカラー全16ページのブックレットには、クラシック音楽ファシリテーター・飯田有抄氏による解説のほかに、本企画のために撮り下ろした木凜々子の写真が掲載されています。(販売元情報)
【収録情報】
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV.1001-1006
Disc1
● ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
● パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
● ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
Disc2
● パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
● ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
● パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
木凜々子(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス「Lord Borwick」 1702)
録音時期:2024年1月16-19日
録音場所:東京、稲城iプラザホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
プロデューサー:白柳龍一
ディレクター:国崎 裕
バランスエンジニア:深田 晃
国内製作・日本語帯・解説付き(解説:飯田有抄)
【木凜々子 Ririko Takagi】
3歳よりヴァイオリンを始める。東京藝術大学在学中にブダペスト(ハンガリー)で行われたバルトーク国際コンクールで第2位、および特別賞を受賞し、国内外から注目を浴びる。そのほか、シュロモ・ミンツ国際コンクール第3位、東京音楽コンクール第2位および聴衆賞、日本音楽コンクール第3位およびE・ナカミチ賞など、数々のコンクールで入賞。
これまでにソリストとして、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、パシフィックフィルハーモニア東京、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、仙台フィルハーモニー管弦楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、ハンガリー国立交響楽団セゲド、ハンガリー・ソルノク市立交響楽団、アニマ・ムジケ室内管弦楽団など、国内外の数多くのオーケストラと共演している。また、各地でソロリサイタルに出演しているほか、YouTubeやテレビ、ラジオなどのメディア活動も積極的に行なっている。星はるみ、篠崎功子、清水高師の各氏に師事。2010年度ヤマハ音楽奨学生、2018年度、21年度ローム音楽奨学生。東京藝術大学卒業。(販売元情報)