CD

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ 全曲 佐藤俊介(2CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC6062
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


国際的に活躍するヴァイオリンの名手・佐藤俊介
待望のバッハ無伴奏全曲盤が登場!
オランダの教会で行われた驚異の高音質録音!


モダン、バロック両方の楽器を弾きこなし世界で活躍するヴァイオリニスト、佐藤俊介。2013年よりアムステルダム音楽院古楽科教授を務め、2018年にはオランダ・バッハ協会の第6代音楽監督に就任するなど古楽の本場オランダでも抜群の評価を得ている彼がついに、満を持してバッハの無伴奏全曲をリリース。ガット弦とバロック弓を用いて複雑なフーガや長大なシャコンヌをいとも自然に響かせてしまう高い技量に驚かされますが、その演奏は勢いに流されることのないたいへん巧妙なもの。克明に声部を弾き分け、陰影に富んだニュアンスを纏わせ、間を大事に取りながらも時に輝かしい装飾を繰り出す、それでいて表現過多にならない絶妙な佇まいでもって、バッハの音楽の真髄をじっくりと語り聴かせます。

『非常に「ヴァイオリンらしく」書かれていながら、ヴァイオリンを完全に超越しているこの6曲に、ただただ圧倒されます――バッハの音楽には、私たちの心を動かす「何か」があります。その「何か」こそ、言葉を超えたところにあるものです』解説書中、佐藤俊介氏のインタビューより

高音質で定評のある「ACOUSTIC REVIVE」レーベルからの発売です。オランダのハールレム教会で24bit/96khzで録音されました。エンジニアは同レーベルの他の作品も手掛けているトーンマイスターの濱瀬 祥。ハールレム教会の極上の音響空間に漂うバロック・ヴァイオリンの繊細かつ鮮烈な響きを克明に収録した、バッハ無伴奏録音至上最高峰の仕上がりとなっています。録音には「ACOUSTIC REVIVE」製の電源ケーブルや電源ボックス、ラインケーブル、マイクケーブルなどがフルに使用され、これまでにない超高音質を実現しています。(写真c Marco Borggreve)(販売元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV.1001-1006


● 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調 BWV.1001
● 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
● 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調 BWV.1003
● 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
● 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
● 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調 BWV.1006

 佐藤俊介(バロック・ヴァイオリン)

 録音時期:2017年5月1-4日、31日、6月2日
 録音場所:オランダ、ハールレム・ドープスゲジンデ教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 日本語帯・解説付

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ひとつひとつのフレーズを丁寧に紡いでひと...

投稿日:2024/10/13 (日)

ひとつひとつのフレーズを丁寧に紡いでひとつの音楽にし、それらをつないでひとつの作品にしていく。当たり前だがなかなかできない、そんな行為をこのディスクで聴き取ることができると思う。柔らかく空間に心地よく明瞭に拡がっていくフレーズが次から次へと入ってくる。これはガット弦などの仕様と録音空間そして技術の賜物なのだろうか。  佐藤俊介がここでバッハに捧げているソナタとパルティータを聴き、私がまず惹かれたのはフレーズ(または各所の部分)がとても丁寧に、かつ慈しみがこもった演奏がされていること。「神は細部に宿る」という物言いがあるが、当盤にはそれがあるように思う。その積み重なりが2枚のディスクに仕上がったように思える。  オルガンや管弦楽と合唱の組み合わせであれば音を積み重ねて神への想いを表すところだ。ヴァイオリンのソロでオルガンの様に幾重にも音を積み重ねていくのは限界があろう。この曲集が、作曲当時仕えていた主の「宗教的な音楽は不用」という音楽的ニーズによる産物として生まれたものという考えもあるが、それでもバッハ自身は神への想いはあったと思う。解説書で紹介されている、楽譜に書かれたSei Solo(直訳だと「あなたは孤りきりだ」となるそう)は、「独りでこの作品と向き合い、その背後に在る神に対峙してほしい」というバッハの希望(または理想)なのかなと聴きながら感じた。このディスクを聴くことでそんな考えの可能性も気づくことができた。ぜひ多くの方にも聴いていただき様々な考えの可能性を見つけていただきたい。  このディスクを購入したのはコンサートホール(2024年10月、浜離宮朝日ホール)のホワイエ。奥様のスーアン・チャイさんとブラームスのヴァイオリン・ソナタを柱にしたコンサートに参加し購入した次第だ。 コンサート際、サイン会が行われ少しお話しできる時間をもらえた。プログラムにあったクララ・シューマンの作品の中で夫ロベルトに似た音の選び方や使い方があるような気がして話しかけたのだが、私のあいまいで稚拙な質問にも丁寧に反応してもらい学ばされるところが多かった。演奏後、しかもサイン会とつづき疲れていたろうが丁寧に対応される氏に接して「こういう人物だからこそこんなバッハを表現できるのかな」と感じたことも付記しておく。 バロックからモダンまで幅広く演奏されるからこれからも演奏会やディスクで丁寧な仕事を追って行ってみたい。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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