CD

マタイ受難曲 シャイー&ゲヴァントハウス管弦楽団、聖トーマス教会合唱団(2CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD1260
組み枚数
:
2
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

シャイーのバッハ・プロジェクト第2弾『マタイ受難曲』!
バッハゆかりのオーケストラとコーラスによる注目盤!

日本語歌詞対訳付き

かつて、自身が最も偉大な音楽と考える作品として『マタイ受難曲』と『ドン・ジョヴァンニ』のふたつをあげていたシャイー。
 そのシャイーが『マタイ受難曲』伝統継承の総本山とも言うべきライプツィヒで、ゲヴァントハウス第19代のカペルマイスターに就任したのが、2005年9月のことでした。以来、着々と声望を高めているシャイーとゲヴァントハウスによる新アルバムは、そのバッハの『マタイ受難曲』です。
 世界最古の歴史を誇るゲヴァントハウス管弦楽団は、バッハと深いつながりを持つオーケストラでもあり、シャイーはその伝統を大切にしながらも、21世紀に生きる人々に向け、新たな『マタイ』像を提示してみせることに成功したと伝えられています。
 21世紀の現在は、古楽研究が進み、バロック作品の演奏には古楽器が使われるのが当たり前になっています。そうした背景もあってか、シャイーはここでオーケストラを小編成に絞り、ヴィブラートを抑え目にしてピリオド奏法にも配慮、また、一部には古楽器も用いるなど、伝統と最新モードをうまく融合させているのだとか。
 速めのテンポが設定された力強い第1部と、ドラマティックで、場所によっては驚くほどの情熱的な表現もおこなわれているという第2部の、内容の違いによる巧みな描き分けもシャイーならではのものなのでしょう。いろいろな意味で期待される『マタイ受難曲』の登場です。

【収録情報】
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244
 ヨハネス・クム(テノール:福音史家)
 ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バス:イエス)
 クリスティーナ・ラントシャマー(ソプラノ)
 マリー=クロード・シャピュイ(アルト)
 マクシミリアン・シュミット(テノール)
 トーマス・クヴァストホフ(バス)
 クラウス・ヘーガー(バス:ピラト、ペテロ、ユダ)
 テルツ少年合唱団
 ゲルハルト・シュミット=ガーデン(合唱指揮)
 ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団
 ゲオルク・クリストフ・ビラー(合唱指揮)
 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
 リッカルド・シャイー(指揮)

 録音時期:2009年4月2-3日
 録音場所:ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
 録音方式:デジタル(ライヴ)

内容詳細

清廉でピュアな音楽と声を聴かせる歌手たちが素晴らしい。そしてそれは、ピリオドとモダンの両者を取り入れたシャイーのスタイルにピタリと一致する。大時代的な感動の身振りがまったくないため、汚れのないドラマが生き生きした運びの中に息づいている。★(教)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

ディスク   2

総合評価

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ピリオド楽器によるバッハ演奏が一般的な現...

投稿日:2010/10/31 (日)

ピリオド楽器によるバッハ演奏が一般的な現在、現代の楽器でしかもフルオーケストラによるバッハ演奏の難しさを改めて感じます。シャイーは、全体的に早いテンポ、軽快なリズム、短いアーティキュレーションなど古楽器的な演奏法を採り入れているが、何となく中途半端になってしまい、必ずしも成功しているとは言えないと思う。その意味でも、第1曲はどう考えても早すぎる。通奏低音による人間の心臓の鼓動のようなリズムは、はっきり3拍子とわかる軽快なテンポでは、これから始まる人間ドラマの開始には軽くなりすぎてしまうように感じます。

STRAD さん | 千葉県 | 不明

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とても現代的な良い演奏です。全体のレビュ...

投稿日:2010/04/26 (月)

とても現代的な良い演奏です。全体のレビューは他の方に任せて、私は第1曲のレビューをしようと思います。テンポは速いです(驚きの5分台)。きびきびと軽やかに管弦楽が進み、始まる合唱は明るく持ち上がり、ガーディナーを思わせます。斬りつけるような鋭い歌いまわしはヘレヴェッヘ2ndを思わせます。マタイ受難曲というとどうしても暗い演奏が多いのですが、神聖で清々しい印象は鈴木雅明を思わせます。なんだか名盤の良い所を上手い具合に組み合わせたようなおいしい演奏です。シャイーはマタイ受難曲が好きな曲という事で、解釈にもこだわりを感じます。5つ星にした理由ですが、私はマタイ受難曲第1曲が音楽で一番好きなのですが、これだという演奏に出会えず10年以上探し回りました(その数80以上…)。失望の年月の中、ついに出会えた(私にとって)完璧な演奏がこれでした。うれしくてたまりません(できることならSACDにしてほしかった…)

カサハラツバサ さん | 福岡県 | 不明

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1曲目から音楽は速いテンポであれよあれよ...

投稿日:2010/03/02 (火)

1曲目から音楽は速いテンポであれよあれよと進んで、びっくりしている間にイエスが捕まってしまいました。リヒター、クレンペラー、ヨッフムなどの深刻なマタイは今はもう最後まで聴く体力がないので、快速で綺麗なこの演奏は気に入りました。

メヌ さん | 神奈川県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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