J.S.Bach: Goldberg-Variationen

グスタフ・レオンハルトの至芸on SACD第２回発売
バッハ：ゴルトベルク変奏曲

■ 自然でアコースティックな魅力溢れる優秀録音が多いドイツ・ハルモニア・ムンディ・レーベルの中から、今年80歳を迎えている古楽の泰斗、グスタフ・レオンハルト演奏による極めつけのバッハの名曲・名盤を厳選
■ 第2回発売（完結）はその中で本来の鍵盤奏者として、唯一無二の録音として高く評価されているバッハの名曲、2タイトル。
■ 古楽演奏としてのみならず、チェンバロで演奏したスタンダードな決定的名盤・名演と高く評価されている「平均律クラヴィーア曲集」（第1巻＆第2巻全曲）と「ゴルトベルク変奏曲」！
■ 平均律クラヴィーア曲集のレコーディング会場は、フッガー家の居城として名高く、ドイツ・ハルモニア・ムンディのアーティストを中心とした音楽祭も開かれたバイエルン州シュヴァーベン地方キルヒハイムのフッガー城、糸杉の間（天井などが黄金分割によって設計・施工され、コレギウム・アウレウム［黄金楽団］の名前の由来となった）で（自然に囲まれたロケーションのため鳥の声が時々入っています。ゴルトベルク変奏曲は、優れたアコースティックを誇るオランダ・ハーレムのドープスヘズィンデ教会での自然で透明な録音。
■ 制作は、レオンハルトの信頼厚いDr.トーマス・ガリア＆パウル・デリーのチーム。
■ DSDマスタリングは、BMGのヨーロッパ録音のオリジナル・マスターの多くを保管しているベルテルスマン・グループのソノプレス・プリマスタリグ・スタジオで、最新鋭の機材と優秀なエンジニアにより入念にDSDリマスター

バッハの傑作である鍵盤曲集の出版の最後を飾ったのはカノン、フーガ、舞曲など様々なものが組み合わされた、この前人未到の巨大な変奏曲で、彼のクラヴィーア技法の真髄が余すところなく示された名作です。繊細なアーティキュレーションと独特なアゴーギグによって驚くほど大胆で自由な解釈を付されたレオンハルトの演奏は、数多いこの作品の録音の中でも異彩を放つ、まぎれもないバッハの真の音楽を完璧に表わした必聴の名盤です。レオンハルトはモノラル時代にヴァンガードに、次いで1964年頃にテルデックに「ゴルトベルク変奏曲」を録音しており、これは3回目の全曲録音となるものです（「アリア」だけを1988年、リサイタル盤に録音[フィリップス]）。（ＢＭＧ）

ヨハン・セバスティアン・バッハ （1685-1750）：
・ゴルトベルク変奏曲BWV988［クラヴィーア練習曲集第4巻］
　グスタフ・レオンハルト（チェンバロ：ブランシュのモデル[1730年頃パリ]によるウィリアム･ダウド製［1975年パリ］）

　録音:1976年、ハーレム、ドープスヘヅィンデ教会（オランダ）
　SACDハイブリッド　DSDマスタリング
　SACD：2ｃｈ Stereo／CD：Stereo
　収録時間＝47：23

　レコード芸術・推薦
　解説：礒山雅